2015年1月29日木曜日

20150129 バランス接続を推し進めるソニー

雑記に書くことが何もありません。

二月の後半に書き終わる予定の本を、ずっと書いていて、ひたすら書いています。
なんせ、これは60万字の本で、ちょっとでも油断すると、終わらないものです。
これが終わったら、急いで、次の決まっている二冊を書くつもりなので、
いま書いているものが少しでも遅れるのは、避けたい。

で、最近、また終わったはずのイヤホン・スパイラルに、はまるかもしれない。
きっかけは、シュアーのSE535Ltdが、あまり品格のない音で、もっといいものを求めて
SE846を入手してしまったのです。
でも、結局はシュアー。何か薄い。
この不満感を解消するために、ソニーのXBA-Z5になったのですが、
これバランス接続可ですよね。ソニーの今の戦略は、これからはハイレゾ、バランス接続というもので、そこに落ちそうな気がします。

で、Ipod classic 160Gを、わたしはふたつも持っていて、wavで、音楽を入れているのだけど、
最近、ソニーのハイレゾのウォークマンZX-1を聴いています。
これもきっかけは、小澤征爾の奇蹟のニューヨークライヴというので、
ブラームスの一番が、ハイレゾで、売られていて、これをついダウンロードしてしまいました。
聴いてみると、やはり小澤征爾。まったくつまらないし、ハイレゾのメリットもいまいちわからなかった。でも、ともかくこれを聴くために、ZX-1を手に入れていたのです。
CDを、Media GO とか、x-アプリでリッピングすると、ウォークマンに移した時
トラック番号がめちゃくちゃになって、ワーグナーとかも、順番に聴けない。
ウォークマン専用のアプリは曲がアルファベット順にしか並ばず、トラック番号が無視されるという異常な作りで、これはどこでも評判が最悪なんですけど、
というかクラシック音楽を聴く人には使えないということなんですけど、
iTunesのデータを、ウォークマンに入れる方法を見つけ出して、
これだと、Cdのトラック番号順に聴けます。
で、なんだかんだ言っても、ZX-1は、S-masterのアンプを持っていて、
Ipodとか、Iphoneよりは、比較にならないほど、いい音なんですね。

こんど、二月の半ばに、ZX-2が発売されるので、もう予約しました。
手に入れたら、ZX-1は、売りに出すつもり。

で、スピーカーで聴くホームオーディオは処分しました。まだ少し残っているものも、もう全部なくなります。近いうち。
レコードは、オーディオユニオンに全部持って行ってもらった。
レコードのラックは、引き取りする人が見つかったので、これも近いうち、全部なくなる。

ハイレゾ、バランス接続をスタバで聴くのも、ちょっとおかしい感じがしますが、
現状維持など存在せず、結局どこかに進むしかないので、そこに行くでしょう。
今の時代、たとえば50万円のイヤホンを発売しても、たくさんのサラリーマンは確実に買いますよね。ローン組んででも買うだろう。
で、音はすごいけど、中身の音楽はそこについて行ってないというのが現状です。
感覚が発達すればするほど、その中に包まれた生命は、萎縮します。

先月、ホノルル・マラソンで、初フルマラソン走って、サブ・フォーになってから、
なんか自分の道を間違えていると思いました。
そもそもわたしが走るのは、ひとりで、気ままで、たらたらと走る予定だったのに、いつのまにか、目標立てて走るような感じになったりすると、これは脱線です。
ほかの人がいると、つい対抗心燃やしたりして、これは間違った方向ですね。
やはり、黙々と一人で走らないと。
あるいはオオカミのブレニンがいるのは、素晴らしい。
たとえば、一緒に走ってくれるシベリアン・ハスキーはどうでしょうか。
本で読む限り、シベリアン・ハスキーは、一日100キロ走らないと、心身を壊すそうです。
一緒に走ってくれるなら、100キロも、チャレンジしてみたいと思います。










2015年1月1日木曜日

20150101 狼のブレニン

狼のブレニンを飼いはじめると、ブレニンは家のあらゆる場所を破壊しはじめて、それを食い止めるには、へとへとに疲れさせるしかなくて、それで一緒に走り始めたと、マーク・ローランズは書いている。ブレニンが老いると、それに気を使って、一緒に走るのをやめた。走るために出かけようとすると、ブレニンがじっとマークを見つめて、どうして自分を連れて行かないのかという表情をするので、それを見たくないために、走らなかったのだと。

マーク・ローランズは、まだマイナーな哲学者らしく、Wikipediaでローランズの項目がない。でも、わたしは彼がサルトルに関して、再評価しているので、驚いたし、とても好感を持った。わたしは19歳くらいの時には、サルトル全集が欲しいためだけに、アルバイトをして、一か月三万円を稼ぎ、それでクリーム色のサルトル本を少しずつ集めた。その時は、家賃7000円の部屋に住んでいた。サルトルは意識は空の構造で、この意識の存在を証明するには、ターゲットとなるものとの関係性、つまり意識には属さない外部的なものとの関係のみで可能となるということを述べている。
外部的な、まったく意識的なものではないものとの関係性のみで、意識が証明されるというのは、意識は物質、すなわち脳の神経組織の中にのみ存在するという勘違いを作り出すに十分な定義だが、このあたりの仕組みをノーランズはちゃんと説明できていない。
意識はある、というのは正しくない。意識は動的なものなので、それが働いている間のみ、存在する。だから、休みなく働いていなくては維持できない。走らなかったら、部屋を壊すブレニンみたいだ。
でも、ともかくサルトルの話を読んだので、とても楽しかった。

マーク・ローランズは、1962年1月1日の生まれで、ちょっと正確なデータがわからないのだが、もし彼の太陽が山羊座の数え度数10度ならば、-たぶん、そうとは思えず、1度違うと思うのだが、-異なる生態系との接触は、ローランズにとっては、重要だったのだ。だから、狼と暮らした。わたしも狼と走りたいけど、日本オオカミは顔が小さいので、これが気に入らない。ブレニンは、写真でみるかぎり、ものすごく顔が大きい。マーク・ローランズよりも大きい。