2013年11月16日土曜日

新しい雑記帳です20131116から始めます

いまはチェンナイに来て、三日目くらいです。
かなり馴染んできました。チェンナイは半年くらいは雨期で、というのも、海のそばの南インドだからですが、今日から雨が降っています。
雨で、外に出る時間が減るので、その間に、ホテルの中で、雑記の新しいページを設定しました。ひとつのブログであまりにも長いと読みにくいからです。
ホテルのwifiは、高額で、一週間契約ですが、日本円で一万円近いです。インドでは贅沢品とみなされるものは税金が高くなるので、wifiも、贅沢品扱いかもしれない。ほかに輸入酒類は本体よりも高い税金がかかります。わりに仕事を抱え込んでいるので、ここでも、朝三時あるいは四時くらいから仕事しています。
日本から13インチのマックブックpro_retinaを持ってきました。先月末に発売されたんですが、バッテリ時間が非常に長くなったので、使いやすいです。イヤホンはソニーのXBA40のみ。昨日も今日も、ベルリオーズ聴いています。

海外旅行は慣れてきたのか、パターン化しているところは、近所のドラッグストア探して、ジレットのひげ剃りセット、歯ブラシセット、リステリンを買います。それからこのインドのホテルにはスリッパがなかったので、チェンナイ・セントラルで、ビーサン買いました。

実はわたしはカロリーメイトを緊急用みたいに使うので、日本から持参したら、チェンナイ空港で、荷物チェックで、これはなんなんだ?と聞かれました。意味不明なものに見えたらしい。細かい電気もの、たとえばコンセントの変換アダプタとか、ipod,iphoneのUSB電源,macbookのAC類とかごちゃごちゃあったので、リュックの中身全部取り出しされたんです。それで、謎のものはただひとつ。カロリーメイト。

インドは騙されないようにとか、気をつけないとやばいことがたくさんあると言うけど、
反対に、わたしは日本の異様な、閉鎖的で、神経質な面を毛嫌いしている感じがあるので、この場所には馴染みやすい感じもあります。一部。

2.今日の早朝に書いた雑記の内容をここに移動

リクシャーがふっかけるのはわかっているけど、ただ、毎度違う場所に移動するので、その移動する時の相場がわからないことには、交渉のしようがない。
実際金額がまったくわからないので、言い値になるし、これはあきらかにおかしい、という時だけノーと言える。今日は、異様にしつこいのにつかまってしまいました。
わたしが今回一番行きたいと思っていたのは、聖トマスの墓があるサントメ。そこにリクシャーで行ったけど、墓と聖堂を見た後、案の定、行きに使ったリクシャーがずっと待っていた。
そしてビーチに歩いていこうとすると、距離が遠いので、歩くなと言い、リクシャーに強引に乗せられたけど、実際には歩いて十分もかからないところにビーチがあった。その後がけっこう疲れました。でも、わたしがどんどん機嫌が悪くなりはじめると、いちおう引くことは引くんですね。
自分は20イヤーズの経験があると言っていたけど、yearsでなくearsと書いたので、俺は20の耳を持つ男という意味かいな。インドの神様ですか。
ヒングリッシュの発音はRを発音するのが特徴だそうです。その結果、スーパーマーケットは、スーパルマールケットと発音するらしい。それは意味がわからないのは当たり前だ。
車はカーではなく、カール。なので、車に乗ったおじさんは、カールのおじさんです。

ただ、リクシャーで町を走る時の、言葉で言えないくらいの楽しさと、高揚感はすごいです。大量に人がいて、ぼろい家が立ち並び、くっつくような距離でバイク、車、リクシャーが走る。感覚的な他人とのテリトリー範囲が小さいのか、リクシャーの運転手にしても、話をする時には、距離を縮めてきます。同じように、車間距離はほとんどないように見える。で、乗っているリクシャーにうしろの車が追突してきました。しかし両方とも、ただへこんだ場所を見ただけで、そのまま何もなかったように走り始める。これ、昔、インドに行った時、わたしはまったく同じ状況を体験しました。坂道で後ろに下がった車が後ろの車とがしゃんとぶつかる。で、その時には、運転手は窓から後ろを見ただけで、降りなかった。

町の光景はにぎやかで、人がものすごくたくさんいて、走る車の隙間を通り過ぎる。わたしが幼稚園の頃は日本もこんな感じでした。ダイハツのミゼット三輪車も、リクシャーみたいなもんだし。なので、町をリクシャーで走っている時に、大量に豊かな印象が飛び込んできます。
確かに町が生きているんですよ。日本より。そして朝早く目覚めたときの、町が発する、なんらかの神聖さの匂いというか、それは独特です。
トレッドミルで走る時に、日本に比較して体が重いというか、なかなか軽快に走れないです。グルジエフ水素的な感じで説明すると、動作の水素24よりも高次感情の12の比率が高いので、運動機能に対しては、周囲の環境から引っぱる力が強くて、錘をつけられている感じ。振り切りにくい。

ホテルから近いスペンサー・プラザのファミレスで、ちょっとだけ辛いカレーを食べることができました。南インドはもともと辛くないというのは聞いていたけど、町に漂う香り、カレーの辛さというかスパイス、これらがある種の懐かしさを強く刺激するので、
よりダイレクトに突いてくるものを求めてしまうんですね。
たしかに辛いのは痛覚であり味覚ではないところでキャッチする。そしてわたしはこの辛さに関しては、数年前から麻痺していて、辛いと感じないで、コクがあるとしか感じない。かなり辛いものを食べると、頭のてっぺんに電気の刺激が走り、上空に抜けていく感じがあります。
アールグレイの強いのも、少し似た場所をちょっと刺激する。より頭の中心なんですが。
辛いものを食べる時に、脳天を突き抜けるところまで行かないと、不完全燃焼感を感じてしまいます。

油はほとんど麻薬と同じで、これを食べた時に、強い快感を感じるというのはありますよね。でも、毎日食べていると、それを感じなくなる。食べものは、口に入れた段階で、その食べ物の個性が強い作用を引き起こす。たぶん、これは舌で味わうというプロセスよりももっと奥にあるもの。体の中に入った後でやってくるもの。
南インドのミールズは、やはりご飯が大量に盛られて、そしておかずがちょっとだけ、という比率です。で、わたしはミールズだけを食べて、ご飯は全部残すので、より味を強く感じるはずなんだけど、それでも、もう少しインド的なスパイシーなの食べたい。
匂いは皮膜が溶けて、空気の中を漂ってくるもので、味は舌で水に溶かして混ざり合うもので、この匂いとか味とかで、インドにだんだんと接触しつつあるわけですが、今回は滞在の日時がすこし長いので、混じり比率が高いはず。

シャワー使う時とか、顔を洗う時に、少しでも口を開けたらだめというのは、よく聞きますが、水のペットボトルを売っている店をやっと昨日見つけ出しました。ホテルのすぐ隣のショッピングセンターにあった。これで毎日一リットル瓶を数本買えば、なんとかなりそうです。
このすぐ隣のショッピングセンター前に、屋台があり、いつも人がいて、手でミールズを食べている。その食べ残しを犬と猫が食べているけど、両方ともけっこうカリカリに痩せてる。
町には野良犬がたくさんいます。野良犬の目がやさしいように見えるけど、あれはみな病気持ちで、元気がないのでは。子供の頃は、日本でも、わたしのところでは野良犬いました。わりに親しい野良犬がいて、毎日遊んでいた。数人のゲームの時には、この犬はかならず参加していたし、ひとりで遊ぶ時には、追っかけ、追っかけているうちに、なぜか追っかけられている立場になる、たまに棒で殴ったりというのでしたが、ある日の朝見たら、前足の先が関節の先まるごとなかった。たぶん交通事故。しかし痛みで騒ぐわけでもなかった。

日本では生野菜が主食だったので、それが食べれないのは困る。野菜買ってきて、ペットボトルで自分で洗えばいいという話ですが、野菜が乾いてしなしなです。ホテルのヴュッフェの生野菜も、マレーシアと同じで、まったくおいしくないというより、野菜の味がしないです。しかも極端に少量しか用意されておらず、誰ひとり手をつけない。具体的に言うと、レタスが五枚、皿に乗っているという感じ。

3.

16日の昼くらいに、まだ行ってないショッピング・センターに行きました。町中で捕まえたリクシャーは、そのセンターまで88ルピーと言ってて、珍しくぼらない。なんとなく感じのいい、キップのいいあんちゃんという感じでした。でもタミール語しか話せず、英語は理解していない。行き先のより詳しい情報を与えようとパンフレット見せても、まったく理解していない様子。中の番地の数字だけわかったみたいです。口頭で言ったことだけは理解できる。
降りる時に、おつりがないと言うので、しようがなしに100ルピー払いました。まあ、それでもいままでに比較すると、許容範囲。やはり町中を走ってるのは勤勉。

このショッピングセンターからホテルに戻ろうと、センターから出た瞬間に、五人以上のリクシャーおやじ集団に捕獲されました。いくらで行くかと聞くと、なんと300ルピー。高いので、価格交渉して、120まで落ちたけど、わたしは100まで落としたかったので、それならいらないと去ろうとすると、「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ」という感じで追ってきて、ならもっと安くするという。で、いくらというと、また150になってる。あほー、と思って、他のところにするからいらないと去ろうとすると、最終的に100ルピーになりました。しかし一番年下の下っ端の運転手になった。それはかまわないんだけどね。
いずれにしても、このしつこい価格交渉で、たいていの日本人は根負けすると思います。むこうは暇なので、三十分くらいは平気で続ける。押し問答の内容はいったん価格を落としたのに、また何もなかったかのように、高くなってる。で、例の接近しすぎ。五人に囲まれて大騒ぎ。絶対行かないつってるのに、みやげもの屋の前で止まる。
日本人の感覚からすると、100ルピーは200円で、120ルピーは、240円なので、ほとんど変わらないと思うはずです。というよりは、いまのレートは一ルピーが、1.58円くらいらしいです。となると、20ルピーの違いは、31.6円。
で、あまりにもしつこいまとわりつきを続けるので、たぶん挫折すると思う。天皇陛下が、来月くらいにチェンナイに来るらしいで、楽しいので、リクシャー体験してみてほしいです。笑えるよ。

福島原発のこともあって、やはり枝野さんが交渉していた「日本人五万人チェンナイ移住計画」は頓挫していないのではないかと思います。なんせ天皇も、わざわざこのチェンナイに来るというと、そういうことでしょ。国交樹立60年記念をだしにして。昔の日本人はともかくあちこち世界に散らばっていたと思う。それに戻ればいい。日本人を薄く地球に塗りたくるのです。世界がうっすらと、日本色になる。そしたら神経質で病的なものがなくなって、その奥にある日本的なものがより強くあらわれてくると思う。
今日はちょっと高級なレストランで、ランチにミールズ食べました。175ルピーで、小皿は、10個くらいついていてバラエティある。ご飯はいつまでもおかわり自由だけど、いつものように、ご飯とかナンとかには手をつけませんでした。
今日は三回くらい停電しました。

チェンナイでは、わたしの太陽と水星は3ハウスです。だからリクシャーにばかり関心がいくのかなーと思っています。それからできるなら乗り物乗りたくない。歩きたい。歩くためには、道路を見てはいけない。道路を走るリクシャーに目をやると、たちまち寄ってきます。怒ったような顔をして、なぜ乗らないと言ってきます。リクシャーの中で信号待ちしている時に、鳥の羽を何本か頭の髪の毛にかんざしのように刺した老人と目が合いました。するとそのじいさんは、リクシャーに顔を突っ込んできました。目が合うというのが、相手のアクションを引き出しやすいです。