2015年8月5日水曜日

20150805 興味を無理やり作らないと

何か興味を無理やり作らないといけないと思います。
で、昨日の講座で、プロになりたい写真家がふたりいました。
というかプロだと思うんだけど、それで生活できているわけではない、というレベルの人たちです。
写真で生活できるなんて、そんなの森山大道しかいないではないかと思うんですが、
わたしも世界のいろんな町を写真に撮るということには興味があると思いました。
結局人間がすることは、似たり寄ったりで、違いはないです。
それが、わたしの興味が減退する理由です。
差といっても、それは微々たるものでしかない。
その微々たる差にこだわって活動するのは、けっこう徒労です。
地球レベルでの、差異というのは、町の違いということでもあらわれるかもしれない。
それを見てみることで、気合は入るだろうか。
なので、これを写真に撮影してみようではないか、と。
世界のあちこちにいって、町の違いを写真に撮るのはどうかな。
でも、わたしが一番引き寄せられ、写真を撮りたいと思うのは、樹木、葉、など、植物です。
植物と空。
それだけを果てしなく追求してもいいですね。
能登半島の輪島の二俣町の樹木を見た時、ほかとかなり違うことに驚きました。
植物の生命力の違いというのははっきりわかります。それぞれの葉の主張の違いというのは、ありますよ。誰が関心を持つのかというのは、ありますけどね。葉は一枚一枚違うんだよ。わかりますか、わかるわけないですよね。でも、人間も実はそれと同じで、人によって違うと思っているかもしれないけど、葉の一枚一枚と同じようなものですよ。

最近東京の気温はかなり高いです。35度とか36度とか。異例な暑さが、今年の世界的な特徴だそうです。
で、炎天下に走るというのは、去年までは避けていましたが、今年は、正面から、炎天下で走ろうと思いました。数日はへばって、倒れそうになっていたけど、だんだんと慣れて来ると、この暑い中で走ると、だんだんと楽しくなってきました。
歩くのなら、これは最高に気持ちいいです。こんな暑い中、歩くと、これは天国みたいに、脳からドーパミンが出てきます。
わたしがよく見ている、皇居で元気に走っている人がいて、その人が、この季節、へばって、歩いているのを見て、驚きました。あいつでさえ、歩くんだね、そのくらい、今は暑さが凄いのだと。
でも、ともかく人間は適応します。
わたしは、この暑さの中で走るのが楽しくなってきたのです。
活力が腰砕けになるんですけど、これも慣れて来ると、たぶんなんとかなる。



自作のスピーカーで、まったく売れる可能性のないものがありました。
つまり処分するには、ゴミとして捨てるしかない。
でも、昨日、8月6日に、手持ちの部品で
6dbのネットワーク組んでみたら、かなり良い感じに鳴ってる。
いままでこんなにいいバランスで鳴ったことはない。
急に新しい世界が開けた感じです。
いままで作っていたネットワークが全部失敗していた、ということですよね。
フランスのメーカーのツィーターも、音がきついと感じていたけど、
実は、ネットワーク作りに失敗していただけで
そんなに悪いツィーターではなかった。
いまはもうこの会社audaxはないです。しかしこのツィーターは評判がいいので、
他メーカーが模造品を販売している。
わたしは以前、イギリスのお店から取り寄せた。

この代替品は、オリジナルに比較して、能率が1dbだけ高い。
で、タンノイのマーキュリーV20が、ツィーターが不良すぎて、
断線を起こすので、断線したマーキュリーを持っている人は、
このaudaxのツィーターを買って、取り替えます。
その時に、能率が1dbだけ高い。
我慢して聴く人もいるけど、わたしは1dbという差も、ちょっと受け付けられなかった。
たぶん、70パーセントくらいの人は、この1dbの差は、わからないと思う。
わたしは、メル・トーメが大好きです。
この新しいネットワークで組んだスピーカーでメル・トーメ聴くと、溶けるような気分。

沖縄のグループMAXが、中年になって復活して、こないだテレビで、この中のひとり、NANAさんが、一日赤ワインを三本飲んでいると聞いて、マネしようと思いましたが、さすがに一日三本は無理です。ムッソリーニは、昼ごはんに、赤ワインを2本開けるという話ですが、一回に二本開けるというのもすごすぎる。田村隆一は、朝ご飯を食べる前に、もうすでに、三杯赤ワインを飲んでいるという話ですが、田村隆一は、赤ワイン、次はウィスキー、次は日本酒という感じで、夜になると、もう毎度正体をなくしてしまう毎日だったらしいです。

メル・トーメの次くらいに好きなのは、Djangoです。
CDからリッピングしたDjangologyを聴いていますが、Djangoは、アナログレコードで聴くべですね。
ともかく新しいネットワーク組んだら、このゴミのように見えていたスピーカーが、急に生き生きと鳴って、急に、ポップ音楽ばかり聴いています。
それで、わたしのiTunesファイルには、はっぴいえんどのCDがたくさん入っていて、
昨日から急に聴きはじめました。
それで思ったんですが、はっぴんえんどの曲には、風を題材にしたものがひたすら多いです。
そもそも風来坊だし、中でも、一番好きなのは、風を集めて、かな。
これは細野ハルオミのだらだらとした声のものが一番いいです。

細野春臣のチャートですが、本体は水の三角形ですよね。
なのに、火星と天王星は双子座。




意欲を刺激するには、双子座の火星という、風の世界に入りたい。
いつもは水のべたべたなので。
わたしが20歳の頃に、果てしなく愛聴した「HARUOMI HOSONO BEST15」の
チュー・チュー・ガタゴトでは、楽隊稼業で、京都、大阪、あちこちに行くことに疲れたということを歌にしている。(のぞみで、チューチューカダゴトは、無理ですかね。)
つまりいつもは蟹座の世界に住んでいて、意欲を刺激するには、火星の双子座の旅まわりをするといいんだけど、行き過ぎると、蟹座が文句をつけ始めるわけです。
海王星も天秤座なので、火星と海王星の120度という夢を刺激するには、風の世界に、風来坊で行くといいのですね。それは獅子座の9度の土星の創作意欲を刺激する。これらが小三角です。
創作するには、ともかく風に吹かれて行かないといけないわけです。
水の人が風に憧れる。それを表現しているのが、一連のはっぴいえんどの作品群だ。

わたしの場合、月は水瓶座だし、しかもアスペクトが限りなく、抽象的な状態になっているので、わたしは永遠に着地しない、というより、わたしの着地は、他の人から見ると、モノとして存在していないという感じになっているのですが、つまりは細野春臣の、風への憧れが、わたしの場合には、地盤になっていて、憧れになっていない。むしろ基盤です。
なので、HARUOMI HOSONOS BEST15を聴いたとき、自分の基盤を思い出します。懐かしい。ひたすら懐かしい。
このアルバムの背後には、金子光晴がいる。ともかくこの細野春臣の、明治大正の時代風で、アジアにあちこち放浪していた人の雰囲気を再現した古風なムードは、わたしには救いなんだよね。