2015年9月16日水曜日

20150915 海外旅行は9ハウスか

たいていの場合、海外関係というのは、9ハウスが担当していると考えることが多いと思います。でも、わたしの知ってる人たちで、海外に頻繁に行ったり、長期滞在したりする人たちは、旅を示す3ハウスにも9ハウスにも天体のない人たちがたくさんいます。
こういう場合、なんらかのトランシットが9ハウスを刺激して飛び出し、その後、出先でのリロケーション図が強力であれば、行き先に引き寄せられるという感じで、移動する頻度が増えるのだと思います。

わたし個人は3ハウスに木星があり、海外をあたかも国内のようにみなすならば、あちこち海外に行くことになります。その場合、9ハウスは惑星旅行になります。もうひとつは、月というのが、肉体でなく、生命体の生き方のスタイルを決めることになるので、たとえば、水瓶座の月の場合には、特定のどこかの土地にいることを嫌い、プラトン的な幾何図形ネットワークの中に自分のグランディングの場所を決めます。すると、地球の中に共通した場所が出てきて、そこを転々と移動するとリラックスできることになります。
今回のわたしの講座を企画したYさんが、典型的なこういうタイプになります。水瓶座の月が海王星と90度で、地上に降りることを嫌うのです。一番下に着地したところが惑星グリッドだったりするわけですね。
知らない街に行きたいというのが、恒星だったりすると、自然的に、3ハウスの近所をうろつくというのは、海外のあちこちということになります。訂正、9ハウスは恒星とかコンステレーションのレベル。そして3ハウスは惑星ということもあるし、9ハウスが惑星旅行ならば、3ハウスは海外をあちこち。3ハウスはバラエティを作ることが必須なので、そうなると、同じ場所に行くのではなく、あちこちと違う場所に行きます。

ともかく、9ハウスも3ハウスもまったく強くないのに、さらに射手座も強くないのに、海外のあちこちに行き続けている人というのが、多すぎるので、わたしは興味を持ってしまうわけです。28年前くらいに、進行の月が3ハウスに来た時には、近所の富士宮 市とか、山梨県とかに毎日のように出かけていました。同じ進行の月が3ハウスの今はちょっと水道橋に行ってくるというような感覚で、台湾に行ったりするという感じになってしまいます。戦前の日本人みたいだ。馬賊になろうとして満州に行くとかね。門馬カンメイ氏が占星術をするのは、津田塾大学の創始者が、海の向こうを夢見たのと同じです。over the seaでなくて、over the rainbowですね。

セッション中、ハドソン川沿いを走っていると、後ろから自転車がすごいスピードで脇を通る。それが怖いと言ったら、「すみませんね、これからは気をつけます」という人がいました。

それで計算上、日本の図で、9ハウスに天体がある人は、その天体がニューヨークで4ハウスに入ったりします。つまり9ハウスに太陽があったりすると、自分の成功の場所は海外。そしてニューヨークではここが地元という意味に変換されます。
たとえば8ハウスに天体があり、この心霊的な何かは、ロンドンに行くと1ハウスになり、その隠れたものが表面に出てきます。自分そのものになる。つまりは憑依されたものが、そのまま自分の個性とか自我になるのが、ロンドンです。

白人の英語がヒアリング困難。黒人の言葉はとてもわかりやすい。ひとつひとつの言葉のアクセントを強く発音するからですかね。