2014年4月26日土曜日

20140426 ツァイスに感動し、ミノルタαにげっそりし

去年の秋くらいに、ソニーが、フルサイズすなわち35mmのCOMSセンサーのミラーレス一眼カメラ、α7をリリースしました。いままで一眼レフは、センサーはたいていAPS-Cで、これはフルサイズの面積のだいたい3分の2くらい。
これまで、フルサイズの一眼レフというと、わずかしか出ておらず、巨大。だいたいプロ用。持ち歩くことさえできないようなものばかりだった。

α7は小さい、それまでソニーから出ていたコンパクトなミラーレスのNEXよりも少しだけ大きいサイズなので、たぶん誰もが驚いたはず。
でも、その前に、ソニーはこのフルサイズということでは、コンデジでRX1というのを発売している。
このところ、ソニーは、カメラの領域では驚くような製品を出していたことになる。わたしは最近になるまで気が付かなかった。なんせ、ヘッドホンとパソコンしか見てなかったので。

で、α7なんですが、これはNEXと同じEマウントというのを採用していて、興味深いのは、オートフォーカスもできるLA-EA4というαレンズ互換のマウントアダプタも出していること。ミノルタが一眼レフから撤退した時、ソニーはこのαシリーズを買い取った。で、αのマウントのレンズが、ずっとソニーから売られていた。このマウントで、ソニーはレンズを今もたくさん売っている。

わたしは90年代、一眼レフカメラというと、ずっとミノルタばかり使っていた。これはたぶん父親がずっとミノルタだったから、というところから来ている。
最近、ソニーのα7とLA-EA4を入手して、古い、いつも馴染んでいたミノルタの中古レンズを手に入れてみた。α7はフルサイズのセンサーなので、たとえばミノルタの50mmは、そのまま50mmの画角になる。ソニーのαマウントのレンズは、たいてい今の一眼レフが、APS-C素子なので、これはそのままの画角ではなく全部1.5倍になるので、50mmは、75mmになるというわけ。こんなんじゃ使う気しない。とくにわたしは望遠側のレンズが嫌い。無用の長物にしか見えない。

ともかくα7ならば、フィルム時代のレンズはそのままの比率で使えるということで、ヤフオクでジャンク屋さんから、ミノルタレンズを五本まとめて15000円で入手。ちゃんとオートフォーカスができるので、驚きました。
で、明治通り沿いの建物を撮影して、ミノルタのαシリーズのレンズの感じを思い出した。
そう、わたしは90年代、このミノルタのレンズにげっそりしていたのだった。
味のない、平均的なサラリーマンのような、レンズの描写。なんか日本人の、いやなところを見せつけるようなレンズなんです。正確ではあるけれど、味はまったくない。機械のような。

ソニーは、このαマウントのシリーズを売りつつ、同時に、カール・ツァイスからライセンスを受けてツァイスのレンズの生産もしている。
で、これも思い出したことなんだけど、90年代、わたしが感動したカメラというと、コニカのヘキサーというレンジファインダーのカメラと、コンタックスのG1だ。
ヘキサーは、35mmF2.0のヘキサノンのレンズで、ミノルタの平凡サラリーマン風のレンズ描写に比較すると、なんとも味のある、じっと写真を見ていたくなる感じの映り方をした。これは92年に発売されたもの。
でもそれよりももっとすごかったのは、キョーセラが出したcontaxG1だ。
発売は94年に始まり、これもライカのようなレンジファインダーで、ツァイスのプラナーT*、35mmF2がついたものを中古で、三宝カメラから、手に入れた。基本的に、わたしはカメラというものは、中古を買うものだと思っていた。

ツァイスのプラナーは、精緻な、というか神経質なくらいの正確さがあり、これで彫刻作品などを撮影すると、すみずみまで繊細な描写の写真となって、毎度、わたしは驚いていた。写真というよりも、これ自身がもう作品では?と感じるような。キラキラして、なんとも上品。輪郭が鋭角。これと比較すると、ヘキサーは、曖昧さの残る、ほのぼのした映像だが、悪くはなかった。
そのころ、ミノルタの一眼レフに比較して、やはり単レンズで、レンジファインダーのカメラが最高だと思っていたのだ。

で、現代のソニーは、わたしが馴染んでいるミノルタαと、カール・ツァイスを両方ともレンズで生産していることを、わたしは再認識した。今になって。
いままでも知っていたけど、はっきりと意識したのは、今週と先週だ。

わたしの中では、いまだに、カメラの理想形は、キョーセラのコンタックスG1とか、ヘキサーなので、こういう趣味からして、ソニーのサイバーショットRX1に手を出さない理由はないのかもしれない。
RX1は、なんとカール・ツァイスのゾナーT*、35mmF2だ。コンタックス、ヘキサーと同等。そしてフィルム時代と同じフルサイズのCMOSセンサー。



90年代、わたしは毎日ノートパソコンで原稿を書くために、喫茶店を探し、そしてコンタックスとかヘキサーで、街中のお稲荷さんを見つけては、お稲荷さんの写真を撮り、万年筆は、インクがすぐに詰まる八角形の銀のモンテグラッパを愛用していた。RX1は、そういう時代を思い出すようなヘキサーやコンタックスG1を現代に再現したようなカメラだ。

ツァイスのカミソリのような輪郭表現は、建築物を撮影するのに適していると思うが、それで、明治通り沿いの代々木から事務所のある南新宿までの範囲の建物を写していると、あらためて、鋭角の建物が多いことを意識する。それに変則的な形のものも多い。日本の建物はそんなに古くないので、ロンドンの光景を見るようには楽しめないが。

ネットの写真の作例では、だれもが必ず花の写真を撮影しますね。
こういう場合、50mmの明るいレンズで、解放にして、背後をボケさせる。で、このボケ具合で、いいレンズかどうかを判断する人が多い。ボケ味がいいという定番のレンズ、伝説のものは、ヤシカコンタックスのプラナー50mmF1.4だが、これはマップカメラとかでも、5万円前後で中古が売られている。α7でも、マウントアダプタを介して使えるけど、35mmがあるので、意味がないようにも見える。
わたしは長い間、50mmクラスのレンズは、案外とシグマがいいと思っていたけど、ソニーのツァイスなどと比較すると、シグマもミノルタα的です。要するにツァイスが凄すぎるだけなのかも。シグマは一時ライカのレンズを生産していたと思うが、安いシグマのオリジナルのレンズは、やはりそれなり。

今日はこれから大阪で講座です。のぞみに乗っている。



2014年4月13日日曜日

20140413 複数人参加のスカイプ講座について

五人前後くらいが、それぞれ自分のところでスカイプ接続して参加するスカイプの講座を実際に始めてみることにしました。
定期的にするかどうかはともかく、はじめはひとつずつテーマを決めて行う予定です。
で、カルチャーセンターみたいに、90分。参加費は3000円ということで。
定員は特にないですが、まだわたしは実際には何人くらいまで、スカイプができるのか知らないので、わからないです。でも、やはり五人とか数人でしょう。

わたしがスカイプのセンターをしたくないので、誰かに受け持ってほしいと思っていたら、東北のどこかに在住の奥村さんがしてくれることになりました。
わたしがセンターをしたくない理由は、ブルートゥースのヘッドセットを使って、外を歩きながらしたいからです。iphoneでLTE接続で、ということになると、画面見にくいし、チャートを出したりできないので、そういうことをしてくれる人がいないとできないと思っていました。
プラントロニクスの小型ヘッドセットはBluetooth圧縮、さらにノイズキャンセリング機能が強いので、わたしの声は、変形しますが、内容ははっきりとわかります。これだと明治通り沿いを歩いていても、道路脇を歩いていることがわからないくらいノイズが除去されます。
なんにしても、これは小さくて、つけていることを意識しなくて済むので、わたしはこれを使いたいのです。

日時さえ決めてしまえば、単発テーマでも、すぐにできるので、希望のテーマをメールしてもらって、それをまとめて、計画し、告知するということもできます。
録音して、参加者に配布ということもできるようです。
決まったら、わたしのサイトの講座の欄にも掲載します。

ビジネス分野で使いこなす占星術というテーマでもできます。
日本国内では需要が頭打ちで、今後は海外で展開という人もいます。
そういう場合、どこでならいいのか、というのを、わりによく相談されます。

せっせと本をPDF化して、本棚をなくしたら、窓から光を入れることができるので、すると、わたしの低体温も少しは改善されるのではないかと思っています。いままではまったく光が入らない状態だったのです。なのでせっせと本をスキャンして古紙に変えています。






2014年4月11日金曜日

20140411 お勉強会の形式として、スカイプ複数人数参加の講座

今月で、月曜日と火曜日の占星術教室は終わります。
その後は同じタイプのものがないです。
で、何かと、講座とか定期的な勉強会はないのかと質問が来ます。
ひとつのアイデアとして、スカイプでの複数人数接続の講座をするのはどうでしょうか。
以前、三重県で、数人が集まって、わたしは東京で、というのでスカイプの講座をしていたことがありましたが、これは音声が聞き取りにくかったです。

理由は、三重県のほうで、集まった複数の人がそれぞれ話すのを、ひとつのパソコンでスカイプ送受信していたからです。マイクも遠い。
こうすると、ノイズだらけになります。

でも、参加者がそれぞれ自分の場所で、スカイプ接続して、これらをスカイプのグループ会議として接続すれば、25人までは可能と書かれています。
これだと、お出かけしなくていいので、かなり遠い人でもできます。日本にいない人でも。
で、スムーズな会話のできる人数は五人くらいかもしれません。
それは試してみないことにはわからない。
また、ヘッドセットを使わず、ハンズフリーで参加すると、かなり聞き取りにくくなります。たぶん、ハンズフリーでは、ハウリング起こさないように、スカイプが自動的に、発信と受信の遅延を行ってしまうからではないかと思います。
ヘッドセットだと非常に品質がいいです。

わたしはこのことを知らなかったので、以前は全部ハンズフリーで行おうとしていて、つまりガジェットに付属しているマイクと、カメラ、スピーカーで行っていました。ipadなどで。
こうなると、時々ゴゴゴーと、ノイズに埋もれていました。
ヘッドセットだと、遅延もなく、スムーズに会話ができます。
たとえば、わたしがヘッドセットでも、相手がiPhoneで、そのままハンズフリーだと、やはり会話の送信と受信に遅延が発生して、音声がとぎれる感じで聞こえます。
なので、スカイプ複数参加の講座は、全員がヘッドセットを使うというのを決まりにすると良いです。
ヘッドセットはUSB式がよくて、これも緑と赤のミニプラグをパソコンに挿すタイプだと、パソコンの内部のノイズをかなり拾います。

で、まず、複数の人でトライアルをする。
次に、日時を決める。
金額を決める。支払いは、銀行振込でもいいけど、ペイパルが理想的です。
その前にテーマを決めないと。
画像は必要がないですが、スカイプ画面に、チャートを表示することは可能です。
なおスカイプは、通信音声データをそのまま録音することも可能です。
わたしは試していませんが、ほかの人が試していました。

グノーシス文献では、聖トマスというのは、キリストの双子の兄弟となっている。
トマスはインドのチェンナイで死んだ。
トマスはグノーシス派なので、造物主としての神を否定しており、この神が作ったエデンで、アダムとイヴに知恵のリンゴを食べさせた蛇をキリストだと考える。
グノーシスでは、至高者の下に造物主がいて、また至高者が人と関わるときには、その伝達者として、女性ソフィアを使う。
なので、ソフィアも、造物主よりも上に位置づけされる。
昨日は36冊、朝にPDF化した。
今日は六冊。エリアーデの分厚い世界宗教史、三冊セットも、あっという間にデータ化完了。こういう重たい本は、そのままだと、読むのがおっくうになるが、ipadminiで読むとかなり気楽。






2014年4月6日日曜日

20140406 自炊を自分ですることに決めた

自分の本を、自炊委託業者にPDF化してもらう話だが、ノーマル便だと二か月待たされるし、細かい指定をする都度、金額が上がるので、いっそのこと、自分で自炊しようと考えた。
CDのリッピングは、数千枚をまるごとやり直しさえしたことがある。
なので、本も自分で、と考えたのだ。こういうことでは、なぜかわたしは根気がある。

アマゾンで、定番的なスキャナscansnapと、これも定番の自炊裁断機durodexの200DXを注文した。最近のアマゾンは、おとどけ日時を指定できるようになっていたので、便利だ。
で、両方とも、昨日届いた。

やりかたはとても簡単で、本の背表紙の部分を、裁断機でバッサリ切断する。
ハードカバーの場合には、あらかじめこれを取り外しておく。
ばらばらになった紙の束を、スキャナに入れて、読み込ませるだけ。200ページの普通の本ならば、PDFデータにするまで、全行程で、5分かからないのでは。

昨日は慣れてなかったので、細かい設定をしなかったのだが、スキャナ読み取りの段階で、文字を検索できるようなOCR処理をするように設定しても、読み取り時間は変わらない。
で、PDFになったものは、iTunesを通じて、iPadのキンドルリーダーなどに転送できる。
大きなサイズの本は、やはりIpadminiでは、読みにくい。文字情報がつまっているものは、やはり大きなIpadairのほうがretinaということもあって、読みやすい。
たぶん、キンドルペーパーホワイトは6インチなので、文庫サイズの本しか読めないが、文庫だけ入れておけば、それはそれで実用になる。

今日は朝から10冊少し多いくらいの分量を、連続でPDF化した。
こういうのは、はじめると止まらない。
それと、ちょっと読み始めるとこれも止まらない。昨日は、コリン・ウィルソンのエイリアンの夜明けを読んでしまった。前に読んでいたのに、内容を忘れていた。マルセル・グリオールの青いキツネも読んだ。
実は、わたしは本棚にでたらめに本を並べるので、目的の本を探せないことが多い。
なので、PDF化したほうが、探しやすい。シュタイナーは、シュタイナーというフォルダに入れておくといいわけだから。

業者に頼むとOCR化が有料だが、スキャンする時にOCR指定しても、速度は同じなので、なぜ、すべてこのモードにしないのだろうか。それから、スキャナにAdobe Acrobatが付録しているので、後からPDFファイルを、OCR化することもできる。Murphyの定番的なEnglish Grammar in Useは、A4の本だが、わたしはこれを二年くらい読んでいた。これも文字を打ち込むと、順番に検索する。ただ、キンドルリーダーみたいに、文字を長押ししても、辞書は呼び出せない。

ひとつひとつ自分でデータ化するほうが、本に愛着がわく。裁断後の紙が大量に出るが、これをヤフオクで売る人もいる。が、わたしは乗り気がしない。

--------------------2014/04/07

データをIpadに、iTunesを通してコピーするというのは、あまり便利ではない。
というのも、iTunesのアプリの項目で、データを移す時に、特定のアプリの項目にしかコピーできないので、iPad内のほかのソフトでは読めない。たとえば、i文庫HDとか、BOOK+とか、キンドルリーダーとか、いろんなPDFリーダーで読みたい。
しかも、特定のガジェットだけでなく、いろんな機材、iphone,android,ipad,Powerbook,で読んでみたいので、Dropboxに入れることにしました。
これだと、たくさんのもので読める。
Nasに直接外部アクセスするのは、あまりスムーズでないことがわかったので、いまのところ、Dropboxが理想的に見える。

昨日は20冊くらい、PDF化した。
今日も、朝、10冊程度。
カラー写真の多い雑誌も試してみたが、比較的スムーズだし、ipadで見ても、画像はとても綺麗に記録できている。
一枚の紙がすこし分厚い美術の写真本も、きちんと読み取りされる。
Scansnap ix500は、A4までのサイズしかスキャンできないので、もっと大きいものは写真を撮ったほうがいいかもしれない。というのも、そんなにたくさん持っているわけではないのだから。






2014年4月5日土曜日

20140405 重なるので、自分のいつもと違う趣向が混じる

K氏が近くにいることで、いつもと違う買い物とか、いつもと違う食べ物を摂ってしまう、という人のメールに対して、わたしもそうだと答えた。
>じぶんのしゅみと違うものが、どんどん入り込んでいる
というふうに。

で、その返信。

>先生も?
>こういうことってあるんですね。
>私は今までエーテル体が強い人の死を経験していなかったのだと思う。
>だからわからなかった。
>驚いています。
>先生は大丈夫ですか?
>先生の今のチャートとKさんの先生への想いの強さを考えると
>たぶん私と比較にならないほどリアルなのでは??

四次元的な世界は、空間的に対象化して見る、ということができない領域なので、Kが近くにいる時に、それをあたかも三次元の存在のように、対象化して知ることはできず、自分の感情、行動などに共鳴したものとして認識する。
いわば外にあるものでなく、内にあるものとして認識する。
で、Kが近づきすぎた時には、わたしのいつもの感情、行動パターン、感じ方とは違うものがわたしの中に出てくるが、近づきすぎると、わたし自身の均衡が保ちにくくなる。
時々寄りすぎになる。昨日はとくにそうだった。
ただ異物ではないので、入り込みすぎても、有害ではない。
想念内容でも、あ、これ、自分のと違うというのはすぐに識別できる。

わたしが占星術をしている時の考え方、姿勢には、山田孝男のかなりの部分を取り込んでいたことが自分ではわかっていたので、山田氏が死んだ時に、その成分はもっと増えた。血中山田成分みたいな感じ。
でも、山田氏が生きていた時、わたしは直接には一度しか会ったことがなかった。
ルル・ラブアさんが死んだとき、わりにルルさんとは座談会なんかで何度も会ってるのに、接点はほとんどなかった。
直接会う会わないというのは、霊的共鳴とはあまり結びつかないようだ。
むしろ、似たような共鳴する性質のものとは、三次元的な世界では、あまり近づかないと思う。
似ているのなら、近くにいる意義がないのだから。

>私は驚きとともに、喜びもあります。
>これは、8ハウスの木星(天秤14度)が受け取ったKさんからの遺産のようなものですね?
>トランシットの活動宮のハードはこういう感じでも出るんですね。
>考えてみたら
>時々食べ物と、そして音楽も今まで聴かなかったものを先週から聴いていて
>これもKさんの好きなものかも。
>そして、先生がKさんを話題にする、というのが
>彼としてはとても嬉しい、そんなのが伝わってきました。
>世界って、すごいですね! すごくないですか?
>Kさんの死は悲しいし、
>生前ほとんど関わりが持てなかった、そのことへの自分のタイミングの悪さにはイラつきを覚える
>けれど
>でも今は、私のガイド的な存在になりつつある。
>8ハウスの天体の数だけ、ガイドが出てくるのなら
>私は水星は弟で、太陽はKさんかもと思っています。
>死んだ時期で、考えていいのかな?
>先生の体温、上がるといいですね。

雪山では、34度で死にゆく、というのを読んで、
自分の34.6度というのは、あきらかに危険だと思ったので、
体温をあげる努力をはじめました。
金時生姜粉をネット注文し、おとといから飲んでいる。
紅茶にいれるとまずいので、お湯で飲む。
最近、走ってる時に心臓が苦しかったのは、どうやら低体温で血流が悪くなっていたかららしい、というのは、赤ひげ堂の先生からのインフォメーションでわかった。
低体温になると、基礎代謝が悪くなり、すると体重が増えていく。
すこしでも、たとえば1キロでも体重が増えると、つま先走りがしにくくなり、普通走りになる。
すると、走るのが楽しくなくなる。なので、またフォアフットに戻すために、全部の調整をするつもり。



2014年4月2日水曜日

20140402 資質の掘り出しについて2ハウス、5ハウス、11ハウス

こないだの講座で、ハウスサビアン的に、2ハウスの冥王星が、おうし座の5度、墓を掘り起こす未亡人のところにある人の例を説明した時に、
牡牛座は段階的に鉱脈を拡張し、もっと深いところに掘り下げていくという話をした。
あるレベルのバッテリーを使い切ると、さらにその下にあるより大きなバッテリーに行き着く。
なので、おうし座のサビアンには、地下から上がる、というようなイメージが使われる。
この場合、それを覆う上にあるものを使い切らないといけない。
あるいはまた、18度の鞄をひっくり返す人みたいに、詰まっているものを全部吐き出しきらないといけない。
このおうし座の発掘が行き着くところまで行き、それ以上は進んではいけません、という段階来るのは、おうし座の24度。そして常にサインは25度で完成し、打ち止めになる。25度は24度にストップをかける。それ以上は進むな、と。
牡牛座の24度は、骸骨をさげたインディアンで、脳の中核の本能的な部分まで掘り下げて、これ以上進むと、人間ではなくなるよ、というところに行く。ジュラシックコードの部分。古皮質。だんだん、レプタリアンになるのかもしれない。

視覚はおとめ座に関係し、特定のものをクローズアップしてみるが、全部を均等に見ることはできない。思考の反映されたものだけを見る、ということは前に説明したことがあるが、おうし座の場合も、資質のすべてを見ることはできない。そもそも土のサインである牡牛座、おとめ座、やぎ座は、すべて限定性ということが大きな特徴なので、思考、信念体系などが照らし出すものだけを取り扱うので、よく言う氷山の一角しか見てない。

で、2ハウスの資質を発掘するのに、あるいは違う言い方をすると、どうやったら儲けることができるのか、ということを探索するのに、これまでのものを使い切り、もっと気力と集中力で、深入りする、という単純で直線的な柔道一直線みたいな行為だけでなく、これまでの考え方が変わらないことで、見えてこなかった新しい側面を、ヴィジョンを変えることで新たに切り出すということも重要だ。

たとえば、5ハウスというのは、アセンダントの120度的な延長なので、その人が素直に自分の自己主張を遊び的、楽しみ的に拡大することをあらわす。何度か説明したように、5の数字、五角形には、その中に黄金比率があって、黄金渦巻とは、一方的に、ずうずうしく、自分のしたいことを広げていくことを意味する。自然界の中で、唯一それを許す比率なのだ。
で、この5ハウス的な拡張、リラックスして、わくわく楽しみながら夢を広げていくと、それは180度にある11ハウスを刺激する。

11ハウスとは未来のヴィジョン、計画、改革、物質的に存在しないがヴィジョンとしての所有物、飢えているということに満たされているものをあらわす。満たされないと、何か食べる人は多いと思うが、ひもじい感覚に広がりと満足感を感じる人もいます。しかしそれが継続するわけではなく、やはりひもじいと何か食べて、その欠乏感を失う。ひもじい状態は、つまり食べ物を引き寄せる。
それに11ハウスは、共有された5ハウスで、5ハウスはひとりで遊んでいたが、11ハウスは7ハウスから5番目なので、他人と共同で夢を追うことをあらわす。

この11ハウスの未来ヴィジョン、将来こういうことをしたい、自分はこんな未来を引き寄せたい、という欠乏感は、90度で、2ハウスの鉱脈の新しい部分を照らし出す。
11ハウスは未来、2ハウスは過去。90度なので、表向き対立している。未来派と保守派が対立するように。

でも、90度は表と裏、という異なる位相での協力関係だと説明したように、11ハウスのヴィジョンをこれまでと違うものにしてゆくと、結果的に、それに照応する異なる資質を、2ハウスの中でアクセスすることになる。
この玉突きは、5ハウスで楽しく遊び、この遊びの中でこうしたいというイメージを明確にする。すると、それは11ハウスを刺激して、将来の自分の像を形成する。この将来の自分の像をもとにして、2ハウスの過去の資質の新しい局面を発掘する。

2ハウスと11ハウスを同一平面で並べてしまうと、このふたつは確実に喧嘩します。
2ハウスはこれまで持っているものに守られて、その線上で容易に想像がつく未来にしか進まない。
なので、前にも書いたように、ものを捨てられない人は、そのものに守られて(呪われて)自分の人生を変えられない。ものそのものでなく、それに対する執着心という意味だよ。

この2ハウス、5ハウス、11ハウスの玉突きの例を考えていると、実は、自分がそれにそのまま当てはまっている時期だと気がついた。
5ハウスに出生図で、天王星があるのだけど、これは蟹座の14度近辺なので、いま、11ハウスから、やぎ座のトランシット冥王星が180度になってる。
11ハウスに死と再生、太陽系の外との扉の冥王星がやってくると、必然的に、それは未来ヴィジョンの変革という意味になる。
で、冥王星は天王星とスクエアになっているのが、今のトランシットの最大の影響で、このトランシット天王星は、2ハウスに入り、冥王星が壊しているどさくさに、天王星は分散しているものを新たに集合させて、新しい結晶を作り出す。2ハウスの天王星って、はじめは副収入、そのうちに、違うやりかたをはじめる、という意味。当然未来像が変わると、それによって収入が変わる。

2ハウスは収入だけでなく、持ち物、過去から照らし出されるもの、その人を地に縛りつけるものなのであるが、二年前くらいに、ヘミシンクで、わたしがものを持ちすぎていることに、ガイドからクレームつけられたことがあって、まあそれはそうだよな、と思っていたのだった。
本、レコード、スピーカー、CDなどで、わたしの重要な持ち物というのは非常に単純で、音楽聴く、パソコン使う、本を読むという三つに関連したもの。
わたしは30歳になるまでは、段ボールひとつかふたつ程度の所有物しかなかった。
これはどうしてなのかというと、子供のころからの体験的な実感というのがあり、ものを持つと、それがまるで祟りのように自分の思考能力を拘束して、身動きとれなくなるという実感。
それを感じると、急いでものを捨てたので、つねにもの、思考というふたつが葛藤をしていた。
で、年をとるごとに、それが緩和されていったのだが、ガイドに言わすと、バランスよくない、ものを持ちすぎているという話なのだ。
これはわたしからすると、という意味で、ほかの人と比較するべきではない。

で、冥王星と天王星という90度の活動サイン影響の実行者側の天王星が2ハウスにあるのだから、もの、所有の枠組みを変えなきゃと思ったのだ。違う、それはいま考えたわけで、天王星のことを考えるわけでもなく、2ハウスの枠組みを変えようとしているのが、ここ最近の話だ。
持っていたCDは全部waveファイルに変換した。
スピーカーは基本的にほとんど廃止。というのも、優れたヘッドホン、イヤホンで満足できることがわかったから。
で、数日前から、本のPDF化。一万冊でさえ1Tバイトに収まるというのは、計算してみて、あらためてびっくりでした。ipadmini一個あれば、それが全部読めるんだよ。

で、PDF化のことを雑記に書いたら、竜次さんから、もっと企業努力している、もっと安いところがあるという情報をもらいました。PDFを、ipadmini用にカスタマイズしてもらえるサービスつきなんだそうだ。で、いまは700冊をPDF化したらしい。
「しかも、2倍速の読み上げ音声データにもしてくれるので、スポーツジムで走りながら本の音声を流して聞いたりもしています。個人的にはこれが一番便利でした。」
このサービスは面白いかも。
犠牲になるのは、フォトリーディングだけだ。
いろんな会社で試したらしいので、自炊に関しては、かなり気合が入っていたわけですね。

わたしが2ハウスの持ち物を整理することを、ガイドからクレームつけられながら、それでいて、なかなか進まなかったのは、ともかく2ハウスを変えるというのは、抵抗が多いものだから。本来。
Huluのドラマ「ブレーキング・バッド」で、ピンクマンという、よれよれのジャンキーのあんちゃんが、部屋を借りて、この中でほとんど持ち物なく、床に転がっていた光景を見た時、あ、こういうスタイルもいいなと思い、それが刺激になりました。
ブレーキング・バッドは、4月11日から、シーズン4が出るらしい。

おとといは、体調的に好調だったのか、体温が35.6まで上がったけど、昨日は、また34.5まで落ちた。ある地域の人から、こういう体調が悪い時に申し訳ないですが、講座してください、という連絡が来たけど、違うんです、わたしが体温を上げる手段はいまのところふたつしかなく、走るか、それとも講座で喋るかなんですよ。喋ってる間は、ちょっと上がる。休憩時間はまだ下がり始める。










2014年4月1日火曜日

20140401 本はどっしり重すぎて場所も取りすぎるので

新書・文庫以外、持ち歩くのは大変だ。
昨年チェンナイに行って、聖トマスの墓にも行った。
聖トマスの福音書が登場するナグ・ハマディ文書のシリーズは数冊持っているが、みな分厚く、一冊でさえ持ち歩けない。
CDは全部リッピングしてiTUNESで管理している。
同じように、本もPDFにしてみようと思って、
大阪の自炊委託業者に、試しに、50冊送ってみた。
これは急便バージョンは、50冊まで、と書いてあったからだ。
で、PDFになったものは、その会社のサイトからダウンロードする。zipで保管されている。
一冊百円で、ファイル名を番号でなく書籍名にしてもらうと、50円増し。急便は100円増し。
二か月待ちでもいいのならば、一冊100円(350ページ以内)で可能だ。

ダウンロードしたPDFは、ナグハマディの一番分厚いもので、120MBくらいある。
このPDFを保管するための、buffaloの、外からスマホでもアクセスできるLanHDD、安全のために、Raid1にしたものを用意していたのだが、外から120mbのデータを読み込みする、などというのは、とうてい無理なことが判明した。街中のwifiは、あまり高速でない。wimaxでも、なかなかうまくいかない。

なので、Ipad_miniに、PDFリーダーを入れて、iTunesを通じて、データを転送してみた。
Ipad_miniは、64ギガあるので、そこそこたくさん入るはず。
キンドルペーパーホワイトだと、2Gしかないし、さらにPDFそのままだと霞んでうまく見えなくなる。
いま、ナグハマディを読んでいるけど、Ipadminiでは、なんの抵抗もなく、あたかも書籍のように読める。

キリスト教では、エデンの園の蛇は悪いものだが、グノーシス派だと、知恵を教えない神が悪い支配者で、エデンは収容所みたいなもので、知恵を与える蛇は救済者とか、またキリストだと解釈される。つまり意味がまったく逆転する。

非常に結果がよかったので、ファイル名は自分で変えることにして、最安値の一冊350ページ分が100円の申し込み形式で、段ボールをほかに四つほどクロネコ宅配で送った。これは五月の終わりにデータ化される予定。
iPadminiか、あるいはもっと他に目の疲れない適切なPDFリーダーがあれば、場所がすっきりする。果たしてRaid1が必要かどうか、ということではあまり必要はないのかも。iTUNESのwavデータにしても、裸族のお立ち台で、3TのHDDを、ほかにふたつバックアップ用としてクローン化していて、同じやり方のほうがいいかもしれない。
10冊で1G平均だとすると、1Tで、1万冊入る。いまどき、電源いらずのポータブルUSB接続2.5インチHDDでも、2Tを売ってるから、無線Raid1のサーバーは無意味か。