2014年4月2日水曜日

20140402 資質の掘り出しについて2ハウス、5ハウス、11ハウス

こないだの講座で、ハウスサビアン的に、2ハウスの冥王星が、おうし座の5度、墓を掘り起こす未亡人のところにある人の例を説明した時に、
牡牛座は段階的に鉱脈を拡張し、もっと深いところに掘り下げていくという話をした。
あるレベルのバッテリーを使い切ると、さらにその下にあるより大きなバッテリーに行き着く。
なので、おうし座のサビアンには、地下から上がる、というようなイメージが使われる。
この場合、それを覆う上にあるものを使い切らないといけない。
あるいはまた、18度の鞄をひっくり返す人みたいに、詰まっているものを全部吐き出しきらないといけない。
このおうし座の発掘が行き着くところまで行き、それ以上は進んではいけません、という段階来るのは、おうし座の24度。そして常にサインは25度で完成し、打ち止めになる。25度は24度にストップをかける。それ以上は進むな、と。
牡牛座の24度は、骸骨をさげたインディアンで、脳の中核の本能的な部分まで掘り下げて、これ以上進むと、人間ではなくなるよ、というところに行く。ジュラシックコードの部分。古皮質。だんだん、レプタリアンになるのかもしれない。

視覚はおとめ座に関係し、特定のものをクローズアップしてみるが、全部を均等に見ることはできない。思考の反映されたものだけを見る、ということは前に説明したことがあるが、おうし座の場合も、資質のすべてを見ることはできない。そもそも土のサインである牡牛座、おとめ座、やぎ座は、すべて限定性ということが大きな特徴なので、思考、信念体系などが照らし出すものだけを取り扱うので、よく言う氷山の一角しか見てない。

で、2ハウスの資質を発掘するのに、あるいは違う言い方をすると、どうやったら儲けることができるのか、ということを探索するのに、これまでのものを使い切り、もっと気力と集中力で、深入りする、という単純で直線的な柔道一直線みたいな行為だけでなく、これまでの考え方が変わらないことで、見えてこなかった新しい側面を、ヴィジョンを変えることで新たに切り出すということも重要だ。

たとえば、5ハウスというのは、アセンダントの120度的な延長なので、その人が素直に自分の自己主張を遊び的、楽しみ的に拡大することをあらわす。何度か説明したように、5の数字、五角形には、その中に黄金比率があって、黄金渦巻とは、一方的に、ずうずうしく、自分のしたいことを広げていくことを意味する。自然界の中で、唯一それを許す比率なのだ。
で、この5ハウス的な拡張、リラックスして、わくわく楽しみながら夢を広げていくと、それは180度にある11ハウスを刺激する。

11ハウスとは未来のヴィジョン、計画、改革、物質的に存在しないがヴィジョンとしての所有物、飢えているということに満たされているものをあらわす。満たされないと、何か食べる人は多いと思うが、ひもじい感覚に広がりと満足感を感じる人もいます。しかしそれが継続するわけではなく、やはりひもじいと何か食べて、その欠乏感を失う。ひもじい状態は、つまり食べ物を引き寄せる。
それに11ハウスは、共有された5ハウスで、5ハウスはひとりで遊んでいたが、11ハウスは7ハウスから5番目なので、他人と共同で夢を追うことをあらわす。

この11ハウスの未来ヴィジョン、将来こういうことをしたい、自分はこんな未来を引き寄せたい、という欠乏感は、90度で、2ハウスの鉱脈の新しい部分を照らし出す。
11ハウスは未来、2ハウスは過去。90度なので、表向き対立している。未来派と保守派が対立するように。

でも、90度は表と裏、という異なる位相での協力関係だと説明したように、11ハウスのヴィジョンをこれまでと違うものにしてゆくと、結果的に、それに照応する異なる資質を、2ハウスの中でアクセスすることになる。
この玉突きは、5ハウスで楽しく遊び、この遊びの中でこうしたいというイメージを明確にする。すると、それは11ハウスを刺激して、将来の自分の像を形成する。この将来の自分の像をもとにして、2ハウスの過去の資質の新しい局面を発掘する。

2ハウスと11ハウスを同一平面で並べてしまうと、このふたつは確実に喧嘩します。
2ハウスはこれまで持っているものに守られて、その線上で容易に想像がつく未来にしか進まない。
なので、前にも書いたように、ものを捨てられない人は、そのものに守られて(呪われて)自分の人生を変えられない。ものそのものでなく、それに対する執着心という意味だよ。

この2ハウス、5ハウス、11ハウスの玉突きの例を考えていると、実は、自分がそれにそのまま当てはまっている時期だと気がついた。
5ハウスに出生図で、天王星があるのだけど、これは蟹座の14度近辺なので、いま、11ハウスから、やぎ座のトランシット冥王星が180度になってる。
11ハウスに死と再生、太陽系の外との扉の冥王星がやってくると、必然的に、それは未来ヴィジョンの変革という意味になる。
で、冥王星は天王星とスクエアになっているのが、今のトランシットの最大の影響で、このトランシット天王星は、2ハウスに入り、冥王星が壊しているどさくさに、天王星は分散しているものを新たに集合させて、新しい結晶を作り出す。2ハウスの天王星って、はじめは副収入、そのうちに、違うやりかたをはじめる、という意味。当然未来像が変わると、それによって収入が変わる。

2ハウスは収入だけでなく、持ち物、過去から照らし出されるもの、その人を地に縛りつけるものなのであるが、二年前くらいに、ヘミシンクで、わたしがものを持ちすぎていることに、ガイドからクレームつけられたことがあって、まあそれはそうだよな、と思っていたのだった。
本、レコード、スピーカー、CDなどで、わたしの重要な持ち物というのは非常に単純で、音楽聴く、パソコン使う、本を読むという三つに関連したもの。
わたしは30歳になるまでは、段ボールひとつかふたつ程度の所有物しかなかった。
これはどうしてなのかというと、子供のころからの体験的な実感というのがあり、ものを持つと、それがまるで祟りのように自分の思考能力を拘束して、身動きとれなくなるという実感。
それを感じると、急いでものを捨てたので、つねにもの、思考というふたつが葛藤をしていた。
で、年をとるごとに、それが緩和されていったのだが、ガイドに言わすと、バランスよくない、ものを持ちすぎているという話なのだ。
これはわたしからすると、という意味で、ほかの人と比較するべきではない。

で、冥王星と天王星という90度の活動サイン影響の実行者側の天王星が2ハウスにあるのだから、もの、所有の枠組みを変えなきゃと思ったのだ。違う、それはいま考えたわけで、天王星のことを考えるわけでもなく、2ハウスの枠組みを変えようとしているのが、ここ最近の話だ。
持っていたCDは全部waveファイルに変換した。
スピーカーは基本的にほとんど廃止。というのも、優れたヘッドホン、イヤホンで満足できることがわかったから。
で、数日前から、本のPDF化。一万冊でさえ1Tバイトに収まるというのは、計算してみて、あらためてびっくりでした。ipadmini一個あれば、それが全部読めるんだよ。

で、PDF化のことを雑記に書いたら、竜次さんから、もっと企業努力している、もっと安いところがあるという情報をもらいました。PDFを、ipadmini用にカスタマイズしてもらえるサービスつきなんだそうだ。で、いまは700冊をPDF化したらしい。
「しかも、2倍速の読み上げ音声データにもしてくれるので、スポーツジムで走りながら本の音声を流して聞いたりもしています。個人的にはこれが一番便利でした。」
このサービスは面白いかも。
犠牲になるのは、フォトリーディングだけだ。
いろんな会社で試したらしいので、自炊に関しては、かなり気合が入っていたわけですね。

わたしが2ハウスの持ち物を整理することを、ガイドからクレームつけられながら、それでいて、なかなか進まなかったのは、ともかく2ハウスを変えるというのは、抵抗が多いものだから。本来。
Huluのドラマ「ブレーキング・バッド」で、ピンクマンという、よれよれのジャンキーのあんちゃんが、部屋を借りて、この中でほとんど持ち物なく、床に転がっていた光景を見た時、あ、こういうスタイルもいいなと思い、それが刺激になりました。
ブレーキング・バッドは、4月11日から、シーズン4が出るらしい。

おとといは、体調的に好調だったのか、体温が35.6まで上がったけど、昨日は、また34.5まで落ちた。ある地域の人から、こういう体調が悪い時に申し訳ないですが、講座してください、という連絡が来たけど、違うんです、わたしが体温を上げる手段はいまのところふたつしかなく、走るか、それとも講座で喋るかなんですよ。喋ってる間は、ちょっと上がる。休憩時間はまだ下がり始める。