2013年11月26日火曜日

20131126 風邪かな

インドと日本の気候の極端な違いをスムーズに埋めるのは難しいです。日本で寒いと思ったかっこうで、インドに行くと、暑い。インドで普通のかっこうをして日本に戻ると思いきり寒い。インドで後半に、胸の奥に詰まったような閉塞感があるのは、PM10とかの影響だと思ったけど、それを吐き出すのに発熱したのかもしれず、でも症状は風邪に近いので、いまひとつ、わからないです。
で、風邪だとすると、気をつけるのは何かな。
1.決して風邪薬は飲まないこと。
昔、二十年前くらいだと、わたしは風邪薬飲むと、本格的な風邪になって、一週間いじょう治らなくなるので、飲まないほうがいいと言ってました。これは体験でそう思ったからです。毎回風邪薬飲むたびに悪化するのが、不思議だと思った。でも、当時は誰も真に受けなかったけど、今では常識になってきました。風邪のウィルスを温存してしまうので、風邪薬飲むと、風邪は治らなくなる。つまり解熱して、身体の浄化機能を奪う。ウィルスはだいたい38度で死ぬらしい。36度くらいだと一番居心地いいらしい。
2.できるかぎり食べない
これは免疫力を強めるために、動物と同じで、具合が悪い時には、食べないことですね。
3.古い日本の伝統的なものである卵酒は役立つのか。
日本酒で血管を広げて、脳に強制的に栄養を送り込むなどという説明を読んだことがあったけど、それよりも、卵には粘膜を保護する成分があるらしい。これはどうなんでしょう。卵酒は、たいてい黄身だけで、白身は捨てます。で、日本酒入れて、割り箸でかき回すというのを、どこかの漫画で読んだことがある。
4.大量に水分をとる。
鼻水、咳、熱は絶対に押さえないこと。これらはウィルス退治の活動なので、鼻水を止めてしまうと、ウィルスは排出されない。
5.インドにマスク持っていけばよかった。あの空気の悪さは、想像してなかった。数ヶ月前、黄砂が中国から飛んでくるという話題が盛り上がっていた頃、神宮外苑を走っていた時、風が吹いてものすごい粉塵が吹き荒れる時期が数日ありました。そのとき、ある男性はマスクして走っていた。あれで走れるのかなと思ったけど、何の問題もなく走れますね。走るのに慣れると、激しい呼吸しなくなるし。

わたしは風邪が好きなんですね。風邪を引くと、毎度、ディープな夢を見るし、目覚めている時と寝ている時の境界線がなくなってくる。今日はアフリカで会社員をしている夢をみました。かなり克明な。その時は女性でした。前半は適応のために。後半は大胆な企画を打ち出すようになる。たぶん、いま書いている雑誌の原稿に関係あって、この夢を見たおかげで、心理的に書きやすくなった。大胆な企画を出すようになった段階で、この境地に憧れて、何人かの人がそのコツを習得したいと言ってきた。
以前、ヒプノ受けて、アフリカでの自分が女性でというのを見ていましたが、それと重なる。というよりもほとんど同じ人物だと思います。メルキゼデクは、ピラミッドの地下に都市があり、そこに多くの人が住んでいるという話を書いていますが、わたしがヒプノで見ていた都市は、現代よりも未来的でした。で、アフリカは始まりの場所でもあり、ここで天空の力を、地上的な制約とか色づけなしに企画に生かすというような内容が、今回の夢です。
日本の稲荷狐は、エジプトのアヌビス/ジャッカルと結びつけるより、ドゴン神話の青い狐と結びつけたほうがいいのではないかと、最近は思っている。

最近、カイロンも、また他のところでも、わたしに「単なるチャートリーディング」会をしてほしいという内容が増えています。これは公開リーディングみたいなものなのだけど、三十分にひとりとか、一時間にひとりとかで、順番に読むのです。読み方の基本をちょっと説明して、後はただ順番に。
で、渋谷のアルカノンでも、こういうやりかたが続いています。
このリーディング会は、実はわたしは何も考えないでただ読むだけなので、かなり気楽です。簡単な概略説明と、じゃあ実際にどう読むのか。この繰り返しです。何も考えずに、これをやり続けるというのもいいですよ。結局ホロスコープで興味を持てる新題材とは、それぞれの個人のチャートですから。それだけは、毎度、あ、なるほど、この手で来たかというふうに驚きがあります。
公開リーディングは、基本的な読み方を説明して、その具体的な事例として読むので、応用的に理解しやすいということもあります。









2013年11月24日日曜日

20131124 長すぎるインド旅行で、そうとうへばった

昨日はずっと、空港にいました。一日中という感じ。
実は、22日に帰国する予定だったのに、勘違いして、23日だと思い込んでいた。
マレーシアの時と同じです。帰国する日をおぼえていて、たいていその前の日に出発するということを考えておらず、さあ今日は帰る日だと思うと、それは次の日だった、と。
このように勘違いする理由は時差の問題もあるかと。とはいっても、マレーシアとインドは、日本とはたいして時差ないんですが、日付けまたがるとよくわからなくなります。アメリカの時には間違えなかったのは、スタッフの人が、帰る日を正確に言ってくれたから。しかし、その時も、ペンションのオーナーにはうまく伝わっておらず、その前の日に出ていくはずだと思っていて、空き部屋はもうなかった。なので、アメリカでは飛行機に乗る日の前の晩から、タンパ空港の近くのホテルに一泊しました。と考えると、今年アメリカ、ロンドン、マレーシア、インドと四か所行ったけど、スムーズに間違えなかったのはロンドンだけだね。


なので、ホテルは一日延泊料金を払い、また飛行機は、あらためて買いました。
6時に起きて、チェンナイ空港に行き、国内線のチケットを買って、昼前に、デリー空港に。
それから日本までのエアーインディアのチケットを買いました。実は22日の使っていないチケットは、エージェントのところにいくと、割引で、23日に仕切り直しできると言われたのですが、そのオフィスは地下鉄で行く場所で、土地勘のないわたしは確実に遭難する可能性があるので、あきらめて、新しくチケット買いました。

その飛行機は夜の九時からで、それまでずっとニューデリー空港の中にいた。つまり昼から九時までいたわけです。まあ、旅行すると、この程度のトラブルはあるでしょう。
夜の九時出発のエアーインディアAI306.便は、新しいジェットで、こんな綺麗なのはじめて。清潔。だいたいエーアインディアというと、ぼろっとした飛行機を想像していたので、驚きました。やはりぼろっとしたエアーインディアは、国内線ですね。たとえばチェンナイとニューデリー間とか。これはぼろっとしていました。墜落しそうだとは思えなかったけど。ヤフオクだと、「中古、使用感あり」という記述になるような。品質Cクラスとか。実はこの国内線に乗ろうとした時、飛行機を外から見たんです。すると、パイロットの乗る前部分の窓に、中から新聞紙が貼ってあった。なので前方しか見えないような。
日差しを防ぐためらしいけど、飛行機の窓に新聞紙・・・日本ではありえない光景。インドのリクシャーの運転席には、ミラーがありますが、それは外の背後を見るためではなく、客を見るためで、ミラーを見ると、運転手と目が合います。運転席から車の背後を見ることはできない。これは以前インドに行ったときに、車(とくにアンバサダー)のミラーがみなつぶしてあって、それは「背後を見ると運転に集中できないから」という理由を説明されて、あっと驚いた体験があるのですが、実は、飛行機でもそんな感じで、外を見ると気が散るから新聞紙で封じている、とか言われそうだ。

南インドのカレーは辛くない。北インドは辛い。なので、ニューデリーから日本までの便では、辛いカレーが出ました。やっとまともなカレーに出会ったという実感しきり。それに、野菜サラダの中には、とうがらしも入っていた。わたしが幼稚園生の時代、近所に通称豆腐屋のばあちゃんというのが住んでいて、極端に貧しく、土間に、竹の網の皿があり、そこで、赤い唐辛子がたくさん干してありました。で、このばあちゃんは、この唐辛子がおかずで、それを一本ご飯に刺して、それだけで食事していたのを何度も見ています。小さい女の子がいて、この女の子を育てていて、時々女の子がいうこと聞かないと、無理やり近所の鉄道の線路につれてゆき、「ばあちゃんと一緒に死のう」というのです。で、女の子が泣き叫んで謝るというシーンを繰り返し何度も見た。ばあちゃんは死んで、その後女の子は施設に行った。

ご飯に唐辛子を刺して食べるというのは、まだ試したことないけど、エアーインディアの食事には、サラダの中に、無造作に緑色の唐辛子が入っていて、これはちびちび食べると、おいしいです。いきなり丸ごと食べると、ショック受けます。でも、ちびちびだといける。やはり干したほうがいいのかな。豆腐屋のばあちゃんは、味付けなしで、ご飯の真ん中に垂直に刺して、それから食べ始めていた。でも、インドの子供で、スパイスだけのダルと、インディカ米のごはんで、黒目が白くなるというのも、この豆腐屋のばあちゃんの食事と同じだ。

インドは
空気が悪い。水も悪い。ペットボトルの一リットルの水は20ルピーだけど、これはミネラルウォーターではなく、そこいらの水を煮沸して、何か入れたものなので、下痢しないけど、しかしやはり体には良くない。日本政府は、インドを渡航危険地帯と指定していますが、日本人にはやはりかなり過酷な場所なのかもしれないです。日本人が潔癖すぎて、超弱のO157にさえ感染するような、世界最高の無菌地帯で暮らしているから、インドは危険すぎると思われているのでしょう。

で、わたしは風邪かどうかわからないけど、ちょっと咳が止まらないです。おそらく、ホテルの微調整不可能の空調で、喉をやられたと思う。ここで、調子崩すと、今週末までのたまりすぎた仕事がこなせないので、困ります。インドではものすごくたくさん食べたはずなのに、帰国して調べたら、体重は減っている。
肺の奥に来るので、もしかしたら風邪でなく、いま話題の大気汚染かもしれないです。中国でPM2.5が1000マイクログラムの時、デリーではPM10が1940、PM2.5が1020の時があることが、11月4日の朝の報道。インドでは粗悪なディーゼルエンジンのトラックが渋滞らしいけど、インドでも、煙吐いて走る車をたくさん見ました。ナポリでは、町を歩くと、ゴキブリをばりばりと踏む音がするらしい。インド、中国では大気汚染がすさまじい。そして日本では、原発の。環境が大変です。





2013年11月22日金曜日

2013112 インドに行くと仕事やる気になるような気もする

前回行った時も、そういう気力が出ていたような記憶がある。
やる気というよりはヴィジョンですかね。未来のイメージを作ろうとする意欲。
で、日本に戻ると少しずつ曖昧になっていく。が、分解しきる前に、またインドでチャージしたら、わりに続く可能性はあります。

で、新宿の新南口の事務所なんですが、わたしは一週間に二時間とか三時間も使っていないのではないかと思います。広さは五坪、つまり十畳あるので、余分なものをなくすと、七人とか八人程度は人が入れると思いますが、たとえば、毎週火曜日に、倉本氏と、占星術の講座をしても、月に二回、火曜日に使うだけで、あとは空きのままです。
やはりそれはもったいないですね。

で、たとえば、少数の人数の会員制を作る。この会員の人に、少人数の講座をしてもらうために、スペースを貸す。というようなシステムも可能ですね。もちろん、わたしは管理できないのですが、なんとなく倉本氏はできそうな気配を感じさせます。
いまのところでは使わないのに家賃を払うのはかなりマイナスなので、ないほうがいいということになるのだけど、マイナスにならないのならば、維持できる。
あの場所のメリットは、新宿駅に近いこと。明治通りに面していて、住居用にはまったく適していないが、そもそもお店とか事務所とか、そういう用途で借りた。借りる時に、古書店という項目も入れてあるんです。そういうこともちらっと考えたから。
そもそも借りる時の動機は、クラウドスプレッドする、というひとつの目的だけで借りたのです。しかしそれは毎日するようなイメージをもっていなくて、週一とか、あるいは月一とか月二程度のイメージしか持っていなかったのです。で、実際それはできているのだけど、一回に使う時間は一時間程度だから、やはりわたしは一ヶ月の三時間とか四時間程度しか使ってないですね。

わたしがそんなに気力がないのは、前にも何度か書いているけど
進行の太陽と月が、今年の十月に三ハウスの入り口で新月になる。
そうすると、今後の三十年にスイッチが入るけど、それは三ハウスなので、場所はどうでもいいという感じになる。十月までは、ちょっと空白的な気分です。
こういう時は、自発的にできないけど、言われたことはできる。なので依頼された講座をするのが増えるわけです。
わたしの年齢では、ミトコンドリア・エンジンが主流になるので、炭水化物は食べないほうが頭も冴えて、身体も調子いいです。三十代とか四十代だと炭水化物食べないと、どんどん悪化します。年齢ごとにそういうふうに食生活スタイルを変えた方がいい。
でも、炭水化物食べないということは、なんか「熱気」のようなものが消えるのではないかと思います。熱気で生きれない。それが今のわたしの年齢かな。神智学協会のアディヤール支部を見て、盛り上がらなさを感じました。この盛り上がらなさはなかなかいい感じです。牛が放牧されていて、牛一頭ごとに、白い鳥がついていた。牛には鳥のアンテナが必要です。

で、トランシットの海王星がアセンダントに近づいているのだけど、この海王星の気配というか、強い圧力を日々感じています。そうとう派手に迫ってくる感じがあります。1ハウスに入ると、ずっとしばらくは天然系になるわけです。これに適合する生活スタイルを構築すると苦痛ではないと思っています。でもインドだと、この影響は2ハウスに入るので、アセンダント直撃にはならない。

-----------13:46

今日がチェンナイ最後の日だ。
で、日本レストランの天竺(ダリア)に行ってみました。
行き着けるかどうか、まったくのところ不安でしたが、たまたま、奇跡のように、リクシャーの運転手が、そのビルなら知ってると言ったので、そのまま任せたら、ほんとに到着しました。天竺のあるビルは看板もなく、わかりにくい場所で、宣伝もしていないので、まずたいていは見つけられないはずでした。
で、店主の日本人の老人と、わりに長話しました。
チェンナイ五万人移住計画は、昔から話は知ってるけど、誰も信じてないよーと言ってた。いまチェンナイにいる日本人の総数は、せいぜい600人だそうです。
「こんなとこ、日本人が来る訳ないだろ。なんにもないところだよ」と。
お米とかは輸入禁止品目なので、この天竺の日本米は、現地で作ったそうです。納豆とかも、自力で作った。この人はもうチェンナイに25年住んでいるそうです。
インドに来た日本人は数日すると、日本のものを食べたくてしようがなくなる、というのは、よく聞くけど、そして天竺でも、だいたい数日すると、我慢できなくなる日本人が多いと言ってたけど、わたしは日本のご飯より、ここのご飯のほうがいいです。毎日カレーづけのほうがいい。カレーのスパイスは麻薬のように浸透して、それから離れられなくなるんです。ただ生野菜がないのが困る。キャベツだけでいいから、安全な生のものが欲しいです。

帰りは、道ばたでご飯食べていたリクシャーのお兄さんを捕まえて、乗りました。
メーターで行けよ、というと素直にメーターにしてくれた。そしてなんと、新記録、最安値の25ルピーでホテルにつきました。びっくり。なので、50ルピーわたして、オツリいらないといったら、このお兄さんは本気で喜んでいた。こんな素朴なリクシャー体験ははじめてだ。やっぱりそういう人もいるんだね。そもそも道ばたに止めてご飯食べていた時も、実は弁当箱だったんだよ。丸いステンレスの器に入っていたのを食っていた。なので、かなり節制の人だったのかも。
総じて、チェンナイの人は、ともかく真面目で働き者だと思います。背筋も伸びてる。けっこうちゃんとしてんだよね。リクシャーが不良なだけ。とはいえ、インドでは日本人をぼるのも、不良ということよりも、まじめな慣習という感じもする。そのあたりは日本人感覚で推理してはいけない。超マジめで誠実なんだけど、ボリまくるというのもあると思う。












2013年11月21日木曜日

20131121 11月の後半だというのに炎天下

チェンナイは、11月の後半だというのに、炎天下です。
雨期の時期だけど、一日か二日程度しか雨期を体験しておらず、後は果てしなく晴れ晴れとしています。空気は良くないです。しかしニューデリーよりは良いらしい。
感染症にはならずにすみました。
おとといは、アディヤールの神智学協会の帰りに、リクシャーに乗って、乗る前にメーターでやってくれとしつこく三回くらい要求したら、オーケーと言ってたくせに、途中でメーターの電源を切ってて、やはり150ルピーよこせと言ってきたので、メータも無意味でした。リクシャーはいろいろで、共通していません。途中でメーターの電源をこっそり切っていたのを見ていたので、ならば、と、わたしも降りる時に100ルピーだけ渡そうとしたら、なんか悲しそうな顔して、あと50というので、断りきれなかった。

辛いものを食べたいと思っていたら、この辛いものとしては、ビリヤーニがあった。ホテルでは、これは800ルピーくらい、さらに税金で倍くらいになります。が、町中でビリヤーニは200ルピー程度です。味としては、一番フィットしますが、残念ながら、これはご飯というかインドのチャーハンです。わたしはご飯は好きではないです。塩もスパイスも油もきつく、糖尿とか腎臓の悪い人、血圧の高い人などは要注意の食べ物らしいです。大さじ二杯程度でやめとけ、というくらいのものらしい。トラヴィタ料理なんですね。

博物館で見た、蛇足のナーガが気に入って、今日、歩いてスペンサー・プラザに行って、あちこちと、彫り物とか人形とか、彫像とかのお店見たら、金属製で、壁から吊るすタイプで、お店の人がナーガ・レディと呼ぶ、頭に蛇が七匹、足はヘビ足の人形みたいなナーガレディ見つけました。形は非常に良い。とても不気味。ただ、大きく重く、それに価格が13000ルピー程度で、とても持ち帰れない。でも、これは欲しいです。欲しいけど、ここでは買いません。これから数ヶ月、それでも欲しいと思ったら、スペンサー・プラザに戻って買うことにします。それまでに手に入らないのならば。

わたしのホロスコープは、マレーシアでは木星が4ハウス。チェンナイでは、金星、火星、木星が4ハウスに入ります。それで、このマレーシャ、チェンナイ、両方とも、わたしは深く眠ることができるようです。八時に寝て、三時半まで起きない。東京では、十二時半とか、一時半とか、二時半に起きて、三時半まで寝ていることは滅多にない。つまり4ハウスがディープになる。深層意識がより深くなり、そこからチャージできるということですね。
日本では、わたしは根の意識を感じないようです。どこにも、どの地域にも深く入れないという状況が続きます。

朝の通勤ラッシュ見ていると、チェンナイの人たちはほんとに真面目に働いています。リュック、ジーパン、長袖シャツが多いです。ロンドンでも、わたしは通勤ラッシュの時の人々の動きばかり見ていました。日本でもそうだけど、朝の通勤ラッシュでは、みな笑いはないですね。怖い顔で会社に行きます。とくにチェンナイとマレーシアの道路の渋滞はかなりのものです。東京ではあまり道路は渋滞しません。なぜなら、ほとんどの人は電車通勤だからです。チェンナイは比較にならないほど、車、バイク、リクシャー、自転車で埋め尽くされて道路が見えないくらいです。

で、インドでは、女性の数よりも男性が多いです。これは結婚の時に、女性は過剰に持参金がかかるらしく、できるかぎり女性を生まないように、という意志が働いた結果だそうです。
で、男ばかりの社会なので、どこに行っても、なぜか、男が折り重なっています。バイクでは、男二人乗りが多いです。インドの映画をホテルで見ていたけど、トイレで用を足している場面で、友達の男が、背後から、その用を足している男の肩にあごをのせて、会話しているんですよ。こういうふうに、前後に折り重なるシーンが多く、町を歩いていても、男どうし、というのがめちゃくちゃ多いです。横に並ぶよりも、前後に折り重なるんです。そしてテリトリーが異常に狭い。昨日は、手をつないで歩いている男ふたりを発見しました。男女で手をつないで歩くと後ろ指指されるのに、男どうしだと、なぜかナチュラルに見えてしまうのはなんでですか。
それにしても、日本人だと何を買うにしても、絶対に二倍とか三倍の価格にするので、これを現地人価格にするには、現地の友達を作って、かわりに買ってもらうしかないね。彼の背後に背後霊のように折り重なるようにしてお店に入るときっとうまくいくに違いない。
おとといは、朝リクシャーに乗る時に、道を歩いていた女子大生くらいの年齢の女性も、たまたま成り行きで、わたしと一緒にリクシャーの価格を値切ってくれていたのですが、ネイティヴの彼女には値切っても、この価格はまだ高いよ、というのがわかっていたので、笑いながら一緒に値切っていた。やはり日本人だとこんな価格なんか、と、その場であらためて理解したみたいです。内情を理解した、というのが顔に出ていた。

いつもの屋台で、今日も昨日も、おばあさんが、屋台の近くで、地面に座り、地面に皿を置いて、右手で、ご飯を食べていますが、これはご飯にただカレーというか、スパイスがしみ込んでいるだけです。ご飯に薄いカレーがしみ込んでいるだけ、というのは、あきらに栄養的に不足で、ダルとご飯しか食べさせてもらってない子供が角膜が溶ける病気にかかるというのを数年前にテレビで見ていましたが、このおばあさんの食べているものも、シンプル過ぎる。この屋台のご飯、食べてみたいけど、再起不能になるのが予想されるので、手を出せない。

今日はお店に入って、何も買わないで出るということを練習していました。こんなに困難ことはないです。たとえば、ipodの何かインド的なケースを探すとします。五分もしないうちに、絨毯、カーテン、Tシャツ、さまざまなものが、ビニールケースをばりばり破って、十個くらい、目の前に広げられて、何か買わないと恐ろしいことになりそうな、という気配が出てきます。その時に思いきって、外に出るのです。背後は大丈夫かなーと思いながら。今日はそれをスペンサー・プラザで練習していました。
たぶん、インド人からみて日本人という決まりきったイメージがあるはずで、たとえば、地球の歩き方を持っていると、その表紙がインドでは非常に有名らしく、数分しないうちに、詐欺師が集まってくるそうです。なのでインドに地球の歩き方を持っていく人は、ホテルの中でのみ見ることという注意をしている人がいます。
カモの日本人。そういうイメージで接近してくるわけですから、それに抵抗して違う行動をするというのは、そうとうに苦しいけど、やはりそれを押し切らないといけないと思ったわけですね。
神智学協会のクリシュナムルティとか、ヴィヴェカナンダとか、ブラバツキとかの本は全部湿気ってよれよれでした。管理はめちゃくちゃです。クリシュナムルティの垂れ目は、なんか岸辺一徳みたいだと、あらためて思い出しました。
インドで可能な仕事は全部やり終えた。あとは日本に戻らないとできないものばかり。予想よりは早く仕上がりました。















2013年11月17日日曜日

20131117 来年からの講座の計画

いまのところ、わたしは講座に関しては、自分ひとりでオープンすることがしにくいです。
で、来年の二月から、レディナダ主催で、タロットカードを作るという講座を横浜でしようという計画があります。これはiPadで、自分のタロットカードを作ります。その前に、そのイメージを探索するために、ひとつずつパスワークします。ipad miniは小さすぎるので通常のipadがいいです。あとで印刷して、自分タロットを作るわけです。

それから、占星術に関しては、初歩からはじめるものを、倉本氏と組んで、新宿南口ちかくの事務所で、一月か二月から、火曜日に毎週するということを考えてみました。
たとえば、毎週九時から三時まではどうでしょうか。で、倉本氏が基本的なことを説明して、次にわたしが補足する。たとえば、一ヶ月はサイン、次の一ヶ月は惑星とか。毎週火曜日するので、わりにしつこいです。こういう講座をひとりだけで話をするのは、今の私ではもう無理なんではないかと思います。体力というより気力だなー。

毎週と言いつつ、ずっとではなく、毎月、前半の毎週ですね。なので、一ヶ月に二回しかないです。月の後半は、毎月、日本にいないという状態を計画しています。この日本にいないというのは、計画だけで、実現しないかもしれないですが。もう大きなスピーカーは、全部なくなりました。音楽はヘッドホンだけで十分だと確認できました。これが大きなスピーカーをなくす決断ができた一番のきっかけです。それで、わたしは日本に住む場所のスペースをもう少し小さいものにできることになります。とはいえ、70インチテレビもなくさないといけないけど。音楽はレコードとCDをなくして、HDDにリッピングしたものだけを聴く。できるかぎり身軽になろう。

ホロスコープに関しては、出生図から始まり、その後人生が展開していくのではなく、出生図から脱落した状態で始まり、出生図の水準に到達した段階で、その人生は完了という考えに変わりつつあります。進行図は、出生図から出るのでなく、むしろ出生図の内部で、それよりも小さな範囲で、脱落する方向です。なので、ここでは逆の流れがあります。つまり通常の進行とリバーサルの方向に二極化します。出生図から出ることは不可能で、実人生は時間の中で二極化して、進行とリバーサルの進行に割れてしまうのです。わたしはいままでリバーサルの話をしたことがないですね。なので、これからリバーサルの話をしよう。
こんな説明では意味がわからないと思うけど、わたしたちは生まれた段階で、出生図よりもはるかに特性の落ちた、モノとして出発する。そこにはまだ意図などというものがないのです。出生図の意図に到達すれば、そこから抜け出す。つまり、鍵穴にあったものを地上で作り出すことができたら、共鳴理論で、鍵を開いて、その向こうに行くのです。人生の自由性を求めた時には、反対に、この地上の暗闇の中で迷い、孤立します。それはそれでいいと思う。孤立すれば。それも選択です。そして永遠の死があっても、それも選択です。

毎日、どこかに出かけるのにリクシャー使うたびに、果てしなく、押し問答で、でかい声で話すので、喉が痛いです。今日は運転手が十回くらい、自分の店に行ってほしい、そこでTシャツ買ってほしいと言い続けて、それを断りつづけて、ともかくホテルに直行だよと、しつこくしつこく言い、それでも途中で店の前で止まろうとしたので、絶対降りない、ホテルに行けと怒鳴って、ともかく到着しました。ただ出かけるだけなのに、エネルギィ使います。
わたしはインド人は全員英語使えると思っていました。しかし半分、あるいはそれ以上は、タミール語しか使えず、意思疎通はできません。その現実を、今日はっきりと認識しました。ホテルのカウンターにいる人は英語できます。ほっとします。
謎の電話がかかってきます。何かすることありますか、という内容。ないよ、と答えると、すぐに切れます。昨日は、11時に車まわしますが、いいですか、という内容。そんなもの頼んでないよ。
国営博物館で、蛇女の彫像見ました。リリスは鳥の足だけど、ここのナーガは、人魚みたいな感じで、下半身は蛇です。なんかそういうふうに蛇みたいにしつこいのだ。
福島原発の処理に失敗すると、地球の北半球全部を、日本が崩壊させることになります。すると、日本人こそが、地球文明を終焉に導いたということになり、世界中から恨まれます。そういう可能性もないわけではないです。これも、世界に日本を塗りたくることです。おもてなしとか、そういうことを言ってる場合ではないんだけど。といっても、これは日本のせいというよりは、現代の未熟な科学技術のせいです。間違った方向に進路が向かった結果です。日本が最先端だったというだけ。いずれはすべての場所で、原子力施設は破綻すると思います。

昨日、伝説のチェンナイの雨期の水浸しの道路の中、タクシーに乗りました。10センチくらいの水たまりがあり、これは雨のせいというよりは、道路の整備がされていないので、でこぼこで、たまる場所にたまり、そうでない場所にはたまらないというだけの話です。バイク、リクシャー、車。みな気にしないで外を走ります。でも、ちょっと人通りは少なかったかな。
インドのテレビでは、女性モデルはみな色白で、どうやら、色白かっこいい、という風潮のようです。テレビを見ていると、色白インド女性がいるけど、町を歩くと、全員が真っ黒の顔です。色白がいい、なんて、良くない風潮です。真っ黒のままでいこうよ、と思います。免疫力最高だよ、と。

一番新しいショッピングセンターは、ヨーロッパとか日本で有名なメーカーの店ばかりで、これでは東京にいても変わらない。
でも、布屋さんには、膨大な店員がいて、この店員の数は半端ではないです。反物屋のでっちどんを思い出しました。そういう若いでっちどんがたくさんいます。総じて、どの店も、店員の数がすごいです。どんなに安くても、ともかく雇うのが良いという考え方ではないかと思います。
だいたい日本人がここに住んでも、メイド雇わないと、あの人メイド雇ってないんだって、みっともないと言われるのだから、ともかく雇う、仕事してもらう、というのがいいようです。ホテルのビュッフェでも、コーヒー自分でついじゃいけない。呼んで、入れてもらわないと。しかしわたしは走ってるだけあって、身軽すぎて、自分でコピ取りにいきます。それはあまり好ましいことではないんですね。マレーシヤでも嫌な顔されたし。





















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カーパーレーシュワラ寺院に入るには、靴を脱いで裸足にならなくてはいけないのですが、昨日と今日の朝は雨だったので、寺院の床が全体に濡れています。で、わたしは毎日走っているために、足のどこかが常に傷を持っています。爪はあらかた割れていて、小指は皮が盛大に剥けています。この中が傷口。
何百人も礼拝にくる人たちはみな裸足で、しかも床は濡れていて、わたしは足に傷。
これ、以前に、勝浦でプールのわきの汚れた水に足を突っ込んでしまい、その後感染症になって一週間点滴受けていた時とシチュエーション似ています。
いままで注意深く水は避けていたのに、ここに来て、ちょっと失敗です。インドで感染症になったら悲惨だ。裸足にならなくてはいけない、というのが想定外でした。
サントメ寺院では裸足になったけど、乾いていたし。

寺院に行く前は、チェンナイの秋葉電気街、リッチーストリートに行ったのですが、ここに行く時に使ったリクシャーは、なんとメーターで計算してくれました。リッチーストリートまで45ルピー程度で安い。ただ、メーターを使わないとか、メーターをビニールで包んで見えないようにしているリクシャーなど多数あり、メーターで行けたリクシャーは、すごく良心的でした。キリスト教徒を名言しているリクシャーだったからかなー。
足の傷に何か入ったかもしれないと思い、ホテルで足を洗うために、(もう遅いか)、リクシャーをつかまえたけど、今回は、メーターなし、しかも「いくらにするか?」と逆に質問され、100ルピーで戻りました。だいたい相場がわかってきたけど、日本人相手に、二倍の価格という感じが100ルピーで、これはボルほうでは、最低価格なのでは。おもいきりボル時には、十倍の場合もある。メーターで50前後なので、十倍価格は500とか。おとといくらいのエクスプレス・アベニュー前待ち伏せは、300といってたので、だいたい6倍価格ですね。わたしの許容値は100。

トラウザーズをひとつしか持っておらず、つまり履いているのしかないので、もうひとつ買うために、エクスプレス・アベニューに行きました。で、ナイキのトレパンにしました。1700ルピーです。上の階のフードコートで食事して、一階のカフェで、コピ飲みました。町中で、左足を怪我して、びっこひいてる犬みました。五分後には、違う路地で、その足を舐めていましたが、かなり痛そうです。












2013年11月16日土曜日

新しい雑記帳です20131116から始めます

いまはチェンナイに来て、三日目くらいです。
かなり馴染んできました。チェンナイは半年くらいは雨期で、というのも、海のそばの南インドだからですが、今日から雨が降っています。
雨で、外に出る時間が減るので、その間に、ホテルの中で、雑記の新しいページを設定しました。ひとつのブログであまりにも長いと読みにくいからです。
ホテルのwifiは、高額で、一週間契約ですが、日本円で一万円近いです。インドでは贅沢品とみなされるものは税金が高くなるので、wifiも、贅沢品扱いかもしれない。ほかに輸入酒類は本体よりも高い税金がかかります。わりに仕事を抱え込んでいるので、ここでも、朝三時あるいは四時くらいから仕事しています。
日本から13インチのマックブックpro_retinaを持ってきました。先月末に発売されたんですが、バッテリ時間が非常に長くなったので、使いやすいです。イヤホンはソニーのXBA40のみ。昨日も今日も、ベルリオーズ聴いています。

海外旅行は慣れてきたのか、パターン化しているところは、近所のドラッグストア探して、ジレットのひげ剃りセット、歯ブラシセット、リステリンを買います。それからこのインドのホテルにはスリッパがなかったので、チェンナイ・セントラルで、ビーサン買いました。

実はわたしはカロリーメイトを緊急用みたいに使うので、日本から持参したら、チェンナイ空港で、荷物チェックで、これはなんなんだ?と聞かれました。意味不明なものに見えたらしい。細かい電気もの、たとえばコンセントの変換アダプタとか、ipod,iphoneのUSB電源,macbookのAC類とかごちゃごちゃあったので、リュックの中身全部取り出しされたんです。それで、謎のものはただひとつ。カロリーメイト。

インドは騙されないようにとか、気をつけないとやばいことがたくさんあると言うけど、
反対に、わたしは日本の異様な、閉鎖的で、神経質な面を毛嫌いしている感じがあるので、この場所には馴染みやすい感じもあります。一部。

2.今日の早朝に書いた雑記の内容をここに移動

リクシャーがふっかけるのはわかっているけど、ただ、毎度違う場所に移動するので、その移動する時の相場がわからないことには、交渉のしようがない。
実際金額がまったくわからないので、言い値になるし、これはあきらかにおかしい、という時だけノーと言える。今日は、異様にしつこいのにつかまってしまいました。
わたしが今回一番行きたいと思っていたのは、聖トマスの墓があるサントメ。そこにリクシャーで行ったけど、墓と聖堂を見た後、案の定、行きに使ったリクシャーがずっと待っていた。
そしてビーチに歩いていこうとすると、距離が遠いので、歩くなと言い、リクシャーに強引に乗せられたけど、実際には歩いて十分もかからないところにビーチがあった。その後がけっこう疲れました。でも、わたしがどんどん機嫌が悪くなりはじめると、いちおう引くことは引くんですね。
自分は20イヤーズの経験があると言っていたけど、yearsでなくearsと書いたので、俺は20の耳を持つ男という意味かいな。インドの神様ですか。
ヒングリッシュの発音はRを発音するのが特徴だそうです。その結果、スーパーマーケットは、スーパルマールケットと発音するらしい。それは意味がわからないのは当たり前だ。
車はカーではなく、カール。なので、車に乗ったおじさんは、カールのおじさんです。

ただ、リクシャーで町を走る時の、言葉で言えないくらいの楽しさと、高揚感はすごいです。大量に人がいて、ぼろい家が立ち並び、くっつくような距離でバイク、車、リクシャーが走る。感覚的な他人とのテリトリー範囲が小さいのか、リクシャーの運転手にしても、話をする時には、距離を縮めてきます。同じように、車間距離はほとんどないように見える。で、乗っているリクシャーにうしろの車が追突してきました。しかし両方とも、ただへこんだ場所を見ただけで、そのまま何もなかったように走り始める。これ、昔、インドに行った時、わたしはまったく同じ状況を体験しました。坂道で後ろに下がった車が後ろの車とがしゃんとぶつかる。で、その時には、運転手は窓から後ろを見ただけで、降りなかった。

町の光景はにぎやかで、人がものすごくたくさんいて、走る車の隙間を通り過ぎる。わたしが幼稚園の頃は日本もこんな感じでした。ダイハツのミゼット三輪車も、リクシャーみたいなもんだし。なので、町をリクシャーで走っている時に、大量に豊かな印象が飛び込んできます。
確かに町が生きているんですよ。日本より。そして朝早く目覚めたときの、町が発する、なんらかの神聖さの匂いというか、それは独特です。
トレッドミルで走る時に、日本に比較して体が重いというか、なかなか軽快に走れないです。グルジエフ水素的な感じで説明すると、動作の水素24よりも高次感情の12の比率が高いので、運動機能に対しては、周囲の環境から引っぱる力が強くて、錘をつけられている感じ。振り切りにくい。

ホテルから近いスペンサー・プラザのファミレスで、ちょっとだけ辛いカレーを食べることができました。南インドはもともと辛くないというのは聞いていたけど、町に漂う香り、カレーの辛さというかスパイス、これらがある種の懐かしさを強く刺激するので、
よりダイレクトに突いてくるものを求めてしまうんですね。
たしかに辛いのは痛覚であり味覚ではないところでキャッチする。そしてわたしはこの辛さに関しては、数年前から麻痺していて、辛いと感じないで、コクがあるとしか感じない。かなり辛いものを食べると、頭のてっぺんに電気の刺激が走り、上空に抜けていく感じがあります。
アールグレイの強いのも、少し似た場所をちょっと刺激する。より頭の中心なんですが。
辛いものを食べる時に、脳天を突き抜けるところまで行かないと、不完全燃焼感を感じてしまいます。

油はほとんど麻薬と同じで、これを食べた時に、強い快感を感じるというのはありますよね。でも、毎日食べていると、それを感じなくなる。食べものは、口に入れた段階で、その食べ物の個性が強い作用を引き起こす。たぶん、これは舌で味わうというプロセスよりももっと奥にあるもの。体の中に入った後でやってくるもの。
南インドのミールズは、やはりご飯が大量に盛られて、そしておかずがちょっとだけ、という比率です。で、わたしはミールズだけを食べて、ご飯は全部残すので、より味を強く感じるはずなんだけど、それでも、もう少しインド的なスパイシーなの食べたい。
匂いは皮膜が溶けて、空気の中を漂ってくるもので、味は舌で水に溶かして混ざり合うもので、この匂いとか味とかで、インドにだんだんと接触しつつあるわけですが、今回は滞在の日時がすこし長いので、混じり比率が高いはず。

シャワー使う時とか、顔を洗う時に、少しでも口を開けたらだめというのは、よく聞きますが、水のペットボトルを売っている店をやっと昨日見つけ出しました。ホテルのすぐ隣のショッピングセンターにあった。これで毎日一リットル瓶を数本買えば、なんとかなりそうです。
このすぐ隣のショッピングセンター前に、屋台があり、いつも人がいて、手でミールズを食べている。その食べ残しを犬と猫が食べているけど、両方ともけっこうカリカリに痩せてる。
町には野良犬がたくさんいます。野良犬の目がやさしいように見えるけど、あれはみな病気持ちで、元気がないのでは。子供の頃は、日本でも、わたしのところでは野良犬いました。わりに親しい野良犬がいて、毎日遊んでいた。数人のゲームの時には、この犬はかならず参加していたし、ひとりで遊ぶ時には、追っかけ、追っかけているうちに、なぜか追っかけられている立場になる、たまに棒で殴ったりというのでしたが、ある日の朝見たら、前足の先が関節の先まるごとなかった。たぶん交通事故。しかし痛みで騒ぐわけでもなかった。

日本では生野菜が主食だったので、それが食べれないのは困る。野菜買ってきて、ペットボトルで自分で洗えばいいという話ですが、野菜が乾いてしなしなです。ホテルのヴュッフェの生野菜も、マレーシアと同じで、まったくおいしくないというより、野菜の味がしないです。しかも極端に少量しか用意されておらず、誰ひとり手をつけない。具体的に言うと、レタスが五枚、皿に乗っているという感じ。

3.

16日の昼くらいに、まだ行ってないショッピング・センターに行きました。町中で捕まえたリクシャーは、そのセンターまで88ルピーと言ってて、珍しくぼらない。なんとなく感じのいい、キップのいいあんちゃんという感じでした。でもタミール語しか話せず、英語は理解していない。行き先のより詳しい情報を与えようとパンフレット見せても、まったく理解していない様子。中の番地の数字だけわかったみたいです。口頭で言ったことだけは理解できる。
降りる時に、おつりがないと言うので、しようがなしに100ルピー払いました。まあ、それでもいままでに比較すると、許容範囲。やはり町中を走ってるのは勤勉。

このショッピングセンターからホテルに戻ろうと、センターから出た瞬間に、五人以上のリクシャーおやじ集団に捕獲されました。いくらで行くかと聞くと、なんと300ルピー。高いので、価格交渉して、120まで落ちたけど、わたしは100まで落としたかったので、それならいらないと去ろうとすると、「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ」という感じで追ってきて、ならもっと安くするという。で、いくらというと、また150になってる。あほー、と思って、他のところにするからいらないと去ろうとすると、最終的に100ルピーになりました。しかし一番年下の下っ端の運転手になった。それはかまわないんだけどね。
いずれにしても、このしつこい価格交渉で、たいていの日本人は根負けすると思います。むこうは暇なので、三十分くらいは平気で続ける。押し問答の内容はいったん価格を落としたのに、また何もなかったかのように、高くなってる。で、例の接近しすぎ。五人に囲まれて大騒ぎ。絶対行かないつってるのに、みやげもの屋の前で止まる。
日本人の感覚からすると、100ルピーは200円で、120ルピーは、240円なので、ほとんど変わらないと思うはずです。というよりは、いまのレートは一ルピーが、1.58円くらいらしいです。となると、20ルピーの違いは、31.6円。
で、あまりにもしつこいまとわりつきを続けるので、たぶん挫折すると思う。天皇陛下が、来月くらいにチェンナイに来るらしいで、楽しいので、リクシャー体験してみてほしいです。笑えるよ。

福島原発のこともあって、やはり枝野さんが交渉していた「日本人五万人チェンナイ移住計画」は頓挫していないのではないかと思います。なんせ天皇も、わざわざこのチェンナイに来るというと、そういうことでしょ。国交樹立60年記念をだしにして。昔の日本人はともかくあちこち世界に散らばっていたと思う。それに戻ればいい。日本人を薄く地球に塗りたくるのです。世界がうっすらと、日本色になる。そしたら神経質で病的なものがなくなって、その奥にある日本的なものがより強くあらわれてくると思う。
今日はちょっと高級なレストランで、ランチにミールズ食べました。175ルピーで、小皿は、10個くらいついていてバラエティある。ご飯はいつまでもおかわり自由だけど、いつものように、ご飯とかナンとかには手をつけませんでした。
今日は三回くらい停電しました。

チェンナイでは、わたしの太陽と水星は3ハウスです。だからリクシャーにばかり関心がいくのかなーと思っています。それからできるなら乗り物乗りたくない。歩きたい。歩くためには、道路を見てはいけない。道路を走るリクシャーに目をやると、たちまち寄ってきます。怒ったような顔をして、なぜ乗らないと言ってきます。リクシャーの中で信号待ちしている時に、鳥の羽を何本か頭の髪の毛にかんざしのように刺した老人と目が合いました。するとそのじいさんは、リクシャーに顔を突っ込んできました。目が合うというのが、相手のアクションを引き出しやすいです。