2015年12月12日土曜日

20151212 ジャーナリストの姿勢

神山典士の「ペテン師と天才」を読んでも、またゴーストライター論を読んでも、共通して感じることがあります。神山氏がジャーナリストは公平でなくてはならず、特定の立場に肩入れしてはならないと主張しているのに、実際には、やはり神山氏自身がそれができていないということですね。
これは本人が無意識の部分があり、それを本人は自覚できていないということです。自分が無意識に持っている傾向まで追求されるのは過酷というものですが、公共の本を書く時には、そこまで問題になるのは当たり前ですね。
で、たとえば知性としては公平に調査しても、感情としては、そうはいかない。感情としては、誰かを好んだりするわけです。すると、感情の側が予断を作り、それに誘導されて知性が、何かを拾い、何かを捨てるのです。注意力の偏りを作り出すのです。
関係ない話ですが、多くの人がいまでも、脂が多い食べ物は太ると思っているけど、これは現代では、実は反対だということが知られています。脂を摂取すると痩せてしまうのです。この脂は太るということを公表した研究者は、そうでなかったデータを全部捨てて、自分の考えに合うデータのみを残したということが判明しています。これもまず信念があり、次にそれにあうデータのみを取り上げるということです。思考が視覚を作るということに似ていますね。

ホロスコープでは、無意識の感情の動きというのは、月にあらわれますね。また決断は火星。知性は水星。
神山氏のホロスコープは以下のようなものです。


月はさそり座にあり、海王星と 合です。そして意志決定の火星は、魚座にあり、月とトラインなので、つまり火星は月に迎合します。そもそも水のサインは結合力で同調する姿勢なので、公平さがありません。ペテン師と天才を読んで、新垣氏と、障害のある子供たちの味方をしすぎている、これはやりすぎと思いましたが、やはり人懐こい蠍座の月なんですね。
感情脳をラブラドール脳という人がいるけど、神山氏のラブラドール脳は、公平ではありません。実際には、ジャーナリストになるのなら、誰の仲間にもなってはならないし、加担してもならないと思います。
感情が地上的な利害に結びついている。これが「浄化されていない感情」の特質です。この感情の性質は、その人の器を決めてしまいます。つまりそれ以上に進めない柵を作り出します。

ゴーストライターは、取材する著者の違う側面を切り出して、著者自身が、自分の知らなかった要素を発見する。そこに新しい芽がある、ということを神山氏は書いています。これは、神山氏の「創造的な側面」です。つまり太陽の側です。
山羊座の土星とスクエアの関係にある牡羊座の太陽は、山羊座の土星という定着した評価に対して、新しい種、牡羊座の太陽を発見しようとします。これは寒い冬の固まった地面の下に、春に芽吹く新しい可能性が地下に隠れているということです。
でも、いずれにしても、この太陽は、土星の支配下にあり、土星からは自由になれない。これがゴーストライターという立場を作り出してしまうのかもしれない。土星の下に隠れて牡羊座の太陽と金星がうごめいているのです。
この土星の下にある太陽。そして、特定の人に密着し、肩入れする蠍座の月の性質があるからこそ、ゴーストもできるのだと思います。蠍座の月は、海王星が合になっているので、月のあらわす「分」が、何か別の領域にあるものと同一化したり、混同したりするのです。ゴーストライターの場合には、著者に乗り移るということです。

ps
感情は、重たい否定的な感情のH192から、高次な崇高なH12まで、幅広く分布しています。人によって、その比率、濃度、曲線が違います。
高次な感情は、思考を誘導します。つまり、この高次な感情は思考に対して支配力を持っているのです。精神宇宙探索講座においては、この高次な感情H12が、エニアグラムの9の位置から、外宇宙に飛び出し、恒星領域へと旅をします。そして、戻ってきて、滞留している思考ミ12の限界を突破させます。
この外宇宙に飛び出すことのできる唯一の成分、感情のH12が、低い感情、すなわち「地上的な利害とか愛着」に引っ張られていると、そこに足を取られて、飛び出す力は弱くなります。この低すぎる感情は、地上での体験をたくさんすることで、だんだんと中和されていきます。無意識の自己同一化が解放されるからです。

グルジエフのいう「感情の調整」とは、低速な感情が、高速な感情の中に吸収され、高速な感情に制御されることを意味しますが、このためには、低次な感情と高次な感情の間に、軸が通らなくてはなりません。同期することです。そうすると、羽衣天女は、空を飛び始めるのです。地上の利害に基づく感情は、天上的な感情とは同期しないのは当たり前ですね。誰が考えてもわかります。
でも、高次な感情は、とくに宇宙に飛び出さなくても、地上で、高次な栄養を取ることはできるでしょう。人と人との愛は、この成分を満たすには不足があります。新垣氏の作り出す音楽に、このH12成分があれば、これはこれで、多くの人にその栄養を提供することができますね。新垣氏のゴーストライター騒ぎにおいての、あきらめの良さ。きっぱりした姿勢。これは新垣氏の感情の質の良さを少なくとも暗示しています。神山氏のいう音楽バカは、少なくとも、音楽を通じて、感情の質が高度なのです。

神山氏のホロスコープは、ラブラドール脳が、限界を持っていて、その先に進めないということを示しているわけではないです。たんに性格的な問題です。感情の発達は、その人の体験による。ホロスコープが支配しているわけではない。
エニアグラムの外に、宇宙の外に飛び出すことで、恒星H6の付加ショックを受け、感情は、H6にまで発達する。この高次な感情の性質があると、低次の感情に対しての「緩和剤」として働く。つまり地上の特定のものに肩入れしすぎない性質を獲得します。宇宙的な体験をすると、地上の体験は色あせてしまい、そこまで夢中になれなくなってしまうということでもありますね。これは地上活動に対しても、改善効果、浄化効果もあります。視点が大きくなるのです。

ところで、今日からまた、新しい本を書き始めます。
なので、この雑記の書き込み頻度は減るでしょう。しばらくずっと書かないかもしれないし。