ゴーストライター論を読んで、神山典士に興味を持ったので、「ペテン師と天才-佐村河内事件の全貌」を読みました。キンドルでダウンロードした。こういう場合、キンドルは一瞬で読める体制になるので、ほんとに便利ですね。
世の中に出ている本の6割とか7割はゴーストライターが書いています。で、雑誌の占い記事なども、本人は書きません。ずっと昔主婦の友社の雑誌に依頼された時、わたしは自分で書くものだという前提で話をしたら、相手から驚かれた。まさか本人が書くのですか、と。学研の編集者に言わせると、自分で原稿を書ける人は、全国で十人くらいしかいない、という話でした。それはおおげさだね。
で、集英社で連載している占いの人が、ある特集の時に、わたしの本を編集者に渡して、後はよろしく、と丸投げしたので、その編集者(副編)が怒って、特集をわたしに振ってきたことがあります。
ゴーストライターと言っても、さまざまな形があって、神山氏はかなり良心的なほうですね。わたしが知ってるゴーストライターは、ある芸能人に、自分が書くから、本を出しましょうとそそのかした。この芸能人は、ある分野のことで、すこし講習会に参加して勉強していたんですね。で、その講習会で先生が教えている内容を、その芸能人のオリジナルということにして本を出そうと、ゴーストライターが提案したのです。実際に本が出た。講習会で教えていた先生は、そういうツテがないので、本を出すことができなかった。
こういう話は、わたしは大量に知っています。生徒がまるごと自分のオリジナルということで、先生の教えていたことを出版したというのは、実は複数あります。
でも、長い目で見ると、こういう不正なケースは長続きしません。後がない。自分で研究していたわけではないので、その後が続かないのは当たり前です。
ゴーストライターがいなくなると、書籍の分野は成り立たない。
ゴーストライターはライター専門なんだから、文章がうまいはずなんだけど、へたなライターもいますよ。そもそも漢字をあまり知らないライターもいるんだから。でも、わたしは、ゴーストライターに書いてもらうよりは、稚拙でおかしな文体でもいいから、本人が書いた本を読みたい。これは面白いのです。なんだよ、これ意味がわからないよ、と言いながら読む本は面白いです。
やはり出版社とか編集者の手が加わると、うまくまとまりますが、そういうまとまりがなくて、おかしな形でもいいから、直接本人が書いた本も読みたい。だからわたしはキンドル自己出版を多くの人に勧めるのです。
こないだ、精神宇宙探索講座のマニュアル書いて、アップロードしたら、30分で、出版されていました。で、アマゾンから出版しましたという連絡が来たのは次の日でした。30分で出版されたことを知ったのは、すぐに購入した読者が連絡をしてきたからです。
でも、自己出版は、出版のマナーを知らない人も書くことになるので、たとえば、無自覚なパクリみたいなものもたくさん出回りますね。そのつもりはなかったけど、というような。
キンドルでダウンロードしたものと、別個に、自分でpdfにした本もあり、このPDFの本は、ガジェットによって表示の比率が変わるということもなく、固定なので、ガジェットが大きいほうが読みやすいです。で、もっとも読みやすいのは、やはりIpad PROです。なんせ、12.9インチもあります。巨大です。これでPDFにした文庫読むと、絵本の文字みたいに大きな文字になります。
雑誌などは、A4のサイズのまま、読めます。時々わたしはターザンとかPDFにしてしまうので、それは読みやすいです。
週間アスキーはいつも読んでいたのに、ある日から、電子版しか出さなくなった。で、そのときからもう買わなくなったのですが、Ipad Proならば、読んでもいい。
問題は、Ipadproなどで、電子本を読むと、目が疲れるということですね。キンドルペーパーホワイトは目が疲れない。しかし表示の解像度が低すぎる。自炊PDFはほとんど読めない。
こないだ講座に来ていたYさん(男、デザイナー)に、Ipadproはもう買ったのか?と聞いたら、まだ買ってないけど、すぐに買う予定だと。で、購入動機のメインは、ペンで絵が書けること。次に、パソコンとかの外部表示に使いたいということでした。これは、パソコンの画面を第一に、またIpad proを第二画面したりすることです。アップルのもと社員が開発したduet displayというアプリがあって、これを使うと、Ipadproなどを、パソコンの第二画面にすることができるのです。クローン表示はあまり意味がないかもしれないけどプレゼンのときには、クライアントの前に置いて見せることも可能かも知れませんね。
で、このduet displayは、高速でタイムラグがないので便利です。新マックブックみたいに小さなマックで、原稿を書くとき、同時に、この第二画面でブラウジングしながらというのもできます。とはいえ、ブラウジングするだけならば、Ipadそのものの使い方で十分ですけどね。
ちなみに、わたしはいま、Ipadで、かな入力できないのかとか、模索しています。Magic keyboard使うと、なんとかな入力ができます。ただし予測変換なので、使い方にはコツが必要ですが。こうやって試みて、うまくいっても、使わない可能性はありますけどね。
毎日キンドル本を一冊購入しても、一ヶ月5万円はかからないでしょう。なにかモノとして手に入らないということに、不安感が呼び起こされるかもしれませんが、わたしはモノとしての本にあまり価値を認識していません。本はやはり情報です。それ以上の付加価値はないです。リアル本の便利なのは、さっと違うページが読めることくらいです。三日前くらいに、「古書店めぐりは夫婦で」という本を読みましたが、この本は、作家の夫婦がしだいに古書蒐集にはまっていくノンフィクション本ですが、やはり、自分はブツとしての本に関心はないなーと思いました。
アマゾンがある日倒産したら、買った本のデータが全部消えるかもしれないというリスクはあるかもしれませんが。でもその前にいずれ人は死ぬということを思い出したほうがいいです。何を集めても、何を手に入れても、それらはみな失われるのです。
世の中に出ている本の6割とか7割はゴーストライターが書いています。で、雑誌の占い記事なども、本人は書きません。ずっと昔主婦の友社の雑誌に依頼された時、わたしは自分で書くものだという前提で話をしたら、相手から驚かれた。まさか本人が書くのですか、と。学研の編集者に言わせると、自分で原稿を書ける人は、全国で十人くらいしかいない、という話でした。それはおおげさだね。
で、集英社で連載している占いの人が、ある特集の時に、わたしの本を編集者に渡して、後はよろしく、と丸投げしたので、その編集者(副編)が怒って、特集をわたしに振ってきたことがあります。
ゴーストライターと言っても、さまざまな形があって、神山氏はかなり良心的なほうですね。わたしが知ってるゴーストライターは、ある芸能人に、自分が書くから、本を出しましょうとそそのかした。この芸能人は、ある分野のことで、すこし講習会に参加して勉強していたんですね。で、その講習会で先生が教えている内容を、その芸能人のオリジナルということにして本を出そうと、ゴーストライターが提案したのです。実際に本が出た。講習会で教えていた先生は、そういうツテがないので、本を出すことができなかった。
こういう話は、わたしは大量に知っています。生徒がまるごと自分のオリジナルということで、先生の教えていたことを出版したというのは、実は複数あります。
でも、長い目で見ると、こういう不正なケースは長続きしません。後がない。自分で研究していたわけではないので、その後が続かないのは当たり前です。
ゴーストライターがいなくなると、書籍の分野は成り立たない。
ゴーストライターはライター専門なんだから、文章がうまいはずなんだけど、へたなライターもいますよ。そもそも漢字をあまり知らないライターもいるんだから。でも、わたしは、ゴーストライターに書いてもらうよりは、稚拙でおかしな文体でもいいから、本人が書いた本を読みたい。これは面白いのです。なんだよ、これ意味がわからないよ、と言いながら読む本は面白いです。
やはり出版社とか編集者の手が加わると、うまくまとまりますが、そういうまとまりがなくて、おかしな形でもいいから、直接本人が書いた本も読みたい。だからわたしはキンドル自己出版を多くの人に勧めるのです。
こないだ、精神宇宙探索講座のマニュアル書いて、アップロードしたら、30分で、出版されていました。で、アマゾンから出版しましたという連絡が来たのは次の日でした。30分で出版されたことを知ったのは、すぐに購入した読者が連絡をしてきたからです。
でも、自己出版は、出版のマナーを知らない人も書くことになるので、たとえば、無自覚なパクリみたいなものもたくさん出回りますね。そのつもりはなかったけど、というような。
キンドルでダウンロードしたものと、別個に、自分でpdfにした本もあり、このPDFの本は、ガジェットによって表示の比率が変わるということもなく、固定なので、ガジェットが大きいほうが読みやすいです。で、もっとも読みやすいのは、やはりIpad PROです。なんせ、12.9インチもあります。巨大です。これでPDFにした文庫読むと、絵本の文字みたいに大きな文字になります。
雑誌などは、A4のサイズのまま、読めます。時々わたしはターザンとかPDFにしてしまうので、それは読みやすいです。
週間アスキーはいつも読んでいたのに、ある日から、電子版しか出さなくなった。で、そのときからもう買わなくなったのですが、Ipad Proならば、読んでもいい。
問題は、Ipadproなどで、電子本を読むと、目が疲れるということですね。キンドルペーパーホワイトは目が疲れない。しかし表示の解像度が低すぎる。自炊PDFはほとんど読めない。
こないだ講座に来ていたYさん(男、デザイナー)に、Ipadproはもう買ったのか?と聞いたら、まだ買ってないけど、すぐに買う予定だと。で、購入動機のメインは、ペンで絵が書けること。次に、パソコンとかの外部表示に使いたいということでした。これは、パソコンの画面を第一に、またIpad proを第二画面したりすることです。アップルのもと社員が開発したduet displayというアプリがあって、これを使うと、Ipadproなどを、パソコンの第二画面にすることができるのです。クローン表示はあまり意味がないかもしれないけどプレゼンのときには、クライアントの前に置いて見せることも可能かも知れませんね。
で、このduet displayは、高速でタイムラグがないので便利です。新マックブックみたいに小さなマックで、原稿を書くとき、同時に、この第二画面でブラウジングしながらというのもできます。とはいえ、ブラウジングするだけならば、Ipadそのものの使い方で十分ですけどね。
ちなみに、わたしはいま、Ipadで、かな入力できないのかとか、模索しています。Magic keyboard使うと、なんとかな入力ができます。ただし予測変換なので、使い方にはコツが必要ですが。こうやって試みて、うまくいっても、使わない可能性はありますけどね。
毎日キンドル本を一冊購入しても、一ヶ月5万円はかからないでしょう。なにかモノとして手に入らないということに、不安感が呼び起こされるかもしれませんが、わたしはモノとしての本にあまり価値を認識していません。本はやはり情報です。それ以上の付加価値はないです。リアル本の便利なのは、さっと違うページが読めることくらいです。三日前くらいに、「古書店めぐりは夫婦で」という本を読みましたが、この本は、作家の夫婦がしだいに古書蒐集にはまっていくノンフィクション本ですが、やはり、自分はブツとしての本に関心はないなーと思いました。
アマゾンがある日倒産したら、買った本のデータが全部消えるかもしれないというリスクはあるかもしれませんが。でもその前にいずれ人は死ぬということを思い出したほうがいいです。何を集めても、何を手に入れても、それらはみな失われるのです。