2013年11月24日日曜日

20131124 長すぎるインド旅行で、そうとうへばった

昨日はずっと、空港にいました。一日中という感じ。
実は、22日に帰国する予定だったのに、勘違いして、23日だと思い込んでいた。
マレーシアの時と同じです。帰国する日をおぼえていて、たいていその前の日に出発するということを考えておらず、さあ今日は帰る日だと思うと、それは次の日だった、と。
このように勘違いする理由は時差の問題もあるかと。とはいっても、マレーシアとインドは、日本とはたいして時差ないんですが、日付けまたがるとよくわからなくなります。アメリカの時には間違えなかったのは、スタッフの人が、帰る日を正確に言ってくれたから。しかし、その時も、ペンションのオーナーにはうまく伝わっておらず、その前の日に出ていくはずだと思っていて、空き部屋はもうなかった。なので、アメリカでは飛行機に乗る日の前の晩から、タンパ空港の近くのホテルに一泊しました。と考えると、今年アメリカ、ロンドン、マレーシア、インドと四か所行ったけど、スムーズに間違えなかったのはロンドンだけだね。


なので、ホテルは一日延泊料金を払い、また飛行機は、あらためて買いました。
6時に起きて、チェンナイ空港に行き、国内線のチケットを買って、昼前に、デリー空港に。
それから日本までのエアーインディアのチケットを買いました。実は22日の使っていないチケットは、エージェントのところにいくと、割引で、23日に仕切り直しできると言われたのですが、そのオフィスは地下鉄で行く場所で、土地勘のないわたしは確実に遭難する可能性があるので、あきらめて、新しくチケット買いました。

その飛行機は夜の九時からで、それまでずっとニューデリー空港の中にいた。つまり昼から九時までいたわけです。まあ、旅行すると、この程度のトラブルはあるでしょう。
夜の九時出発のエアーインディアAI306.便は、新しいジェットで、こんな綺麗なのはじめて。清潔。だいたいエーアインディアというと、ぼろっとした飛行機を想像していたので、驚きました。やはりぼろっとしたエアーインディアは、国内線ですね。たとえばチェンナイとニューデリー間とか。これはぼろっとしていました。墜落しそうだとは思えなかったけど。ヤフオクだと、「中古、使用感あり」という記述になるような。品質Cクラスとか。実はこの国内線に乗ろうとした時、飛行機を外から見たんです。すると、パイロットの乗る前部分の窓に、中から新聞紙が貼ってあった。なので前方しか見えないような。
日差しを防ぐためらしいけど、飛行機の窓に新聞紙・・・日本ではありえない光景。インドのリクシャーの運転席には、ミラーがありますが、それは外の背後を見るためではなく、客を見るためで、ミラーを見ると、運転手と目が合います。運転席から車の背後を見ることはできない。これは以前インドに行ったときに、車(とくにアンバサダー)のミラーがみなつぶしてあって、それは「背後を見ると運転に集中できないから」という理由を説明されて、あっと驚いた体験があるのですが、実は、飛行機でもそんな感じで、外を見ると気が散るから新聞紙で封じている、とか言われそうだ。

南インドのカレーは辛くない。北インドは辛い。なので、ニューデリーから日本までの便では、辛いカレーが出ました。やっとまともなカレーに出会ったという実感しきり。それに、野菜サラダの中には、とうがらしも入っていた。わたしが幼稚園生の時代、近所に通称豆腐屋のばあちゃんというのが住んでいて、極端に貧しく、土間に、竹の網の皿があり、そこで、赤い唐辛子がたくさん干してありました。で、このばあちゃんは、この唐辛子がおかずで、それを一本ご飯に刺して、それだけで食事していたのを何度も見ています。小さい女の子がいて、この女の子を育てていて、時々女の子がいうこと聞かないと、無理やり近所の鉄道の線路につれてゆき、「ばあちゃんと一緒に死のう」というのです。で、女の子が泣き叫んで謝るというシーンを繰り返し何度も見た。ばあちゃんは死んで、その後女の子は施設に行った。

ご飯に唐辛子を刺して食べるというのは、まだ試したことないけど、エアーインディアの食事には、サラダの中に、無造作に緑色の唐辛子が入っていて、これはちびちび食べると、おいしいです。いきなり丸ごと食べると、ショック受けます。でも、ちびちびだといける。やはり干したほうがいいのかな。豆腐屋のばあちゃんは、味付けなしで、ご飯の真ん中に垂直に刺して、それから食べ始めていた。でも、インドの子供で、スパイスだけのダルと、インディカ米のごはんで、黒目が白くなるというのも、この豆腐屋のばあちゃんの食事と同じだ。

インドは
空気が悪い。水も悪い。ペットボトルの一リットルの水は20ルピーだけど、これはミネラルウォーターではなく、そこいらの水を煮沸して、何か入れたものなので、下痢しないけど、しかしやはり体には良くない。日本政府は、インドを渡航危険地帯と指定していますが、日本人にはやはりかなり過酷な場所なのかもしれないです。日本人が潔癖すぎて、超弱のO157にさえ感染するような、世界最高の無菌地帯で暮らしているから、インドは危険すぎると思われているのでしょう。

で、わたしは風邪かどうかわからないけど、ちょっと咳が止まらないです。おそらく、ホテルの微調整不可能の空調で、喉をやられたと思う。ここで、調子崩すと、今週末までのたまりすぎた仕事がこなせないので、困ります。インドではものすごくたくさん食べたはずなのに、帰国して調べたら、体重は減っている。
肺の奥に来るので、もしかしたら風邪でなく、いま話題の大気汚染かもしれないです。中国でPM2.5が1000マイクログラムの時、デリーではPM10が1940、PM2.5が1020の時があることが、11月4日の朝の報道。インドでは粗悪なディーゼルエンジンのトラックが渋滞らしいけど、インドでも、煙吐いて走る車をたくさん見ました。ナポリでは、町を歩くと、ゴキブリをばりばりと踏む音がするらしい。インド、中国では大気汚染がすさまじい。そして日本では、原発の。環境が大変です。