2015年9月24日木曜日

20150924 一日5グラムは日本では無理かな

ケトン体質になるために、一日炭水化物とか糖質の合計が5グラム以下にするというのは、日本ではかなり無理なことではないかと思いました。昨日。
そもそもわたしがこれに興味を持ったのは、藤田紘一郎の50歳以後は炭水化物を食べるなという本からで、その本を編集した編集者とも知り合いになったからよけい馴染んだからというのもあり、オヤジはケトン体質になろうというものですね。あるいはオヤジでなく老人。
わたし式に言い方を変えると、たとえば縄文人体質になろう、とか。卑弥呼の時代さえ、炭水化物といえば、あのまずいドングリですね。
で、日本で、厳密すぎない感じで、ケトン体質に変わるための一日の炭水化物の量は40グラム以下ということになっていて、たぶん、わたしにとって妥当なのは20グラムくらいですかね。

で、一度でもパンとかご飯食べると、糖新生スタイルのケトン体質は、普通の糖質消費体質に戻ってしまうということからすると、わたしはケトン体質にはまだなってないはず。
しばらく前までは、朝、茶碗半分くらいのご飯を食べていた。また、数ヶ月前までは、たとえば昼に食事したら、午後四時にランニングをするとして、この4時間の間、何も食べないと、5時半くらいに走っているときに貧血を起こすという症状が出るので、ランニング直前に、パンとかおにぎりとかをコンビニで買ってました。買うのはいいけど、半分くらい、気持ち悪いとか吐き気するというのはあった。とくに大福餅は思い切り戻しそうになることが何度か。走りはじめてからではなく、食べおわった時のことです。しかしそれをしないと、貧血になる、というのがありました。

でも、ケトン体質の場合には、まず5時間とか6時間程度で貧血になるはずもなく、つまり、この昼と夕方の間に、糖質中毒の人の恒例として、3時のおやつというものが必要だという体質ですから、糖質消費の体質だということですね。また時々、千駄ヶ谷駅構内のそばを食べたくなるというのも、これも糖質消費体質あるいは糖質中毒患者の反応でしょう。本来は食べたいという気分さえ起こらないはず。

で、ガン治療用に考案されたケトン食を、これからあらためてしようと思うと、まず、パン、ご飯、麺類をなくすというだけでなく、たとえば野菜でも、にんじんとか、ごぼうとか、れんこんとか、かぼちゃとか食べないようにしなくてはならず、ついこないだまで、夕食に、大根すりに醤油をかけたものだけ食べていたのですが、このだいこんも、駄目ですね。バナナ食べるとか問題外。りんごもアウト。

で、カロリー理論は前世紀の遺物という話だけど、教えてgooとかでは、この糖質制限と、カロリー制限の話がそうとうに混乱した形で議論が続いているみたいで、糖質カットすると、体内でAGEsが増加するという、正反対のことを言ってる人もいるくらいで、読んでいると混乱するでしょう。わたしの場合、糖質を全部カットしても、食べものは、糖質がある時と同じくらいのものしか食べてないとなると、あきらかにカロリー不足になりますが、しかしカロリー理論は机上の空論で、実際の生き物でチェックしないまま考案されたものであれば、特にカロリー不足でもなんの問題もないわけですよね。反対にカロリー過剰でも、問題がない。イギリス人だったかが、自分で実験をしてるyoutubeがあって、糖質をカットして、一日6000キロカロリーを21日間食べ続け、結果として、お腹がすこしへこんでいた、体重はさして増えなかったというのがあって、この人は、こんどは次に、炭水化物ばかりを食べ続けるという実験もしている。

いまのところ、カロリー理論を全部切り捨てるか、すこし残すかということが気にかかる。というのも、わたしは全部これらを走るときの体感とか体験でチェックしているだけなのですが、今年の夏、炎天下を走るときに、わりによくダウンしていた。ダウンしていた理由が炎天下だからと思っていたけど、ダウンしないで走っている爺も婆さんもいた。しかも彼らは時々帽子をかぶらない。皇居で、80代らしき背中の曲がったおばあさんが、わざわざひとり炎天下を走っていたのを目撃した。神宮外苑でも、スローモーションで走る老人夫婦いるんです。常連です。テレビでは、熱中症で運ばれた人多数と報道しているとき、こんなすごい時に走るなよ、と思いました。
で、わたしがダウンしたのは、炎天下ではなく、単にカロリー不足で走っていたからだという可能性がある。なんせ、もう直前にパンとかおにぎりは食べていないし、朝、ご飯も食べていない。水を飲んでいると、日中の貧血は起きなかったから、水を飲めば貧血もなくなり、また体温も普通の人くらいにあがると思っていたので、水は一日2リットル飲むが、食べ物は増やさないという感じでしたから。

今日の朝、コンビニで見たら、さばの味噌煮の缶詰は、炭水化物が、18グラムでしたが、同じ大きさのさばの水煮は、炭水化物が0.1グラムでした。蒲焼とかも、いきなり炭水化物の比率があがる。でも、みんながよく知ってるシーチキンは、0.1グラムしかない。油の中に浮いていてもこのくらい。
糖質制限の考えだと、これまでのように油は減らしましょうね、というのが、油はできるだけ増やしましょうねに変わるので、サラダのドレッシングに、がんばってノンオイルを探してきていた人は、これからは油どろどろのものを使ったほうがいいという話になります。サラダでも、キャベツは食べて良いけど、ケールは食べたらだめ。

わたしが三十代の頃の悪い癖として、平気で10時間とか食事を忘れるというのがありました。すると、パソコンの画面が白くかすんできたりしていた。血糖値が落ちすぎている状態。でも、この血糖値が落ちすぎるときの精神状態、体調はよく知っている。頻繁に体験しているから。ほとんど倒れそうになり、歩けなくなった段階で、食事していました。このときは、たいてい体が震えてわなわなしている状態で、寒気がして、話せなくなる段階。たぶん言ってることが支離滅裂になり、時々精神異常者のような発言になってくる。お腹がすくと危険になる、というのは炭水化物中毒患者です。犯罪者の多くは、低血糖らしいです。
たとえば、広尾の図書館に原稿を書きに行く時には、9時にオープンし、夕方に出て、食事をする。8時間くらいは経過している。
この8時間とか10時間程度で血糖値がかなり問題になるくらい落ちるというのは、やはり炭水化物中毒の人の症状ですよね。糖新生回路、つまりミトコンドリアエンジンの人なら、糖質が欠落していたら、体脂肪から糖を生産するので、血糖値は落ちない。たぶん、二、三日、ほっといても、あまり変わらない。人は睡眠時間中は、この回路で、自分を維持している。でないと、寝ている間に死んでしまう。

テレビで、アフリカの猛獣の番組見ていましたが、獲物が一週間くらい見つからないときもある。一週間何も食べないと、炭水化物依存型の体質だと、もう動けないでしょう。常時、一日三回も食べ物を摂っているというのは、やっぱり人類の歴史の中で、ごく最近の特殊事情であると考えてもいいので、昼に食べて、夕方走るのに、この間に、3時のおやつ的に何か口に入れないと貧血するんです、というのは、やはり異常な体質になってしまったということですよね。
ケトン体体質、つまり人類の本来の体質に戻すには、今の環境はなかなか大変ですね。こないだのANAの機内食も、食事は80パーセントが炭水化物。その後アイスクリームのデザートが出て、それから数時間して、甘食パンのおやつ。それから80パーセントの炭水化物の食事が出るというもので、わたしが飲み物ほしいと要求したときには、これもどうぞと言われて、せんべいが出てきました。わたしはほとんどを戻してしまったので、caからすると、偏食の奇怪な人です。こんな調子で、普通のお店、普通に提供される食事のほとんどが駄目、ということになります。

ゆるい糖質制限食を提唱している山田悟医師の奥さんは、そもそもがはじめからスリムな人だったけど、夫のゆるい糖質制限食を自分で実践したのでしょう、たまたま大阪中之島の朝日カルチャーセンターの前の信号で出会った時、鯵の骨煎餅みたいなカリカリになってました。痩せた人がこれすると、怖いくらい激やせになってしまうわけですね。
太るのは炭水化物だけで、カロリー過剰から太るわけではない、と思っていたのは、わたしの場合、子供の時から、母親が犬を飼っていて、犬は肉ばかり食べさせると、やたらに痩せる。で、時々炭水化物としてご飯とかを食べさせるというのを知っていたからですね。犬は、どれでもかも知れないけど、どんなものでも食べる。雪が降り積もった朝に散歩に出ると、必死で雪を食べはじめる。で、父親が「大変だ。これを全部食べるのにどのくらい時間がかかるのか」と言ったのを記憶しています。

フルマラソンの時に、5キロごとに、サランラップに包んだカットお餅を食べる、ということを指導している本があります。これもあきらかに糖質依存症の人が走る場合ですよね。糖質依存だと、血糖値が落ちるのが早いので、5キロごとに補給しなくてはならない。
昨年の終わりにホノルルのフルマラソンに参加した時に、42キロというのは、何か食べなくてはいけないようなレベルの距離ではないと思いました。コイサンマンは、動物を追いかけているときに、何か食べることはないよね。動物は42キロで死ぬ。それまで、ずっと追いかける。マラソンの時に、ハンガーノックを体験する人は、基本的に炭水化物依存型の体質だからということなのでしょう。糖質を身体が蓄積できるのは1600kcalまでといわれていますから、糖質依存体質の人なら、補給しないと、フルマラソンは走りきれない。でも、わたしがホノルルマラソンで、一緒に走っていた4時間ペースランナーの人は、何も食べずに、トイレにも行かず、涼しい顔をして、他の人に気を配りながら、励ましながら、走っていました。
わたしはこれまでは自分で走っているときに、時々小型のハンガーノックを体験していて、これが起こると、走れないどころか、その後歩くことも難しくなります。貧血もハンガーノックも起こさないで走るには、ケトン体質になる以外に方法はないということですね。サプリメントを摂りながら走るというのは、何かしら不気味と思っていたので、ケトン体質にして、何も持たずに走るのが理想かもしれない。

ある人のブログ見ると、江部先生のスーパー糖質制限を実践して6年目の人は、フルマラソンに参加した時に、朝はりんご一個、そして走るときにはミネラルウォーターと梅干だけで、完走したらしい。ほとんど疲労感なし。江戸時代の車屋さんですか。ハンガーノックは、やはり機能性低血糖の人しか体験しないことなのかな。体が震えて、何もできなくなる。なので、急いで、糖質を摂る。そのことで、さらに、機能性低血糖になる。この悪循環から抜け出せなくなる。

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北海道で、精神宇宙探索講座を企画してくれている高橋ケイザブロウさんから問い合わせがあり、そこでは、参加者のかなりの人が、音叉箱でシータ波に入れるので、バイノーラルビートでなく、音叉でもいいですか、という質問でした。
それ、面白いですよね。
マドモアゼル愛さんの音叉を学んでいる人たちだそうです。
以前、マドモアゼル愛さんと対談したとき、ちょっと、この音叉の音を聴いた。
で、わたしがその時に思ったのは、わたしがいつもはアクセスしないような場所をアクセスしているということでした。わたしが宇宙を探索するときに、マドモアゼル愛さん、宇宙に行かず、違うところに行ってる。うわー、濃いところだーと思いました。どぶさらいもしてるんだ、この人。
マドモアゼル愛さんの水瓶座の太陽は4ハウスにあります。なので、特定の地域を越えた下の領域に入り込みます。
なので、マドモアゼル愛さんのイメージとしては、わたしのことを誤解します。わたしがほとんど収入がなく、何度か餓死しかけていた時代、わたしの体験としては、あちこちの宇宙に飛び、それがひどすぎて、身体とか地上に十分に降りてくることができなかった。なので、食べ物とかお金どころの話ではなかった時代なんです。10秒くらい経過したかなーと思ったら、実は3時間経っていた、というのでびっくりしたというような時期。
が、マドモアゼル愛さんのイメージでは、その時期、わたしは仕事もなく、社会の底辺で差別され貧しい生活を強いられていたというような感じに捕らえていたので、驚きました。金ない、食べ物ない、ということだけ言うと、そう見ますよね、普通。でも、わたしはその身体で見る感覚の世界に不在で、チューニングしていなかったのです。まあ金井南龍に近い世界ですね。
音叉に慣れているのなら、この音叉で入るというのは、興味深い。見てみたい。どこに行ったか、聞きたい。きっと黒曜石と共鳴した世界に行ってる。音叉買ってみたい。