2015年10月12日月曜日

20151012 トランシットの木星

以前、説話社の講座で、トランシットの木星がどこかのサイン、ハウスに来たとき、まずそもそもは、出生図の木星の印象が刷り込まれているので、その記憶をトランシットの場所に持ち込むということを説明していました。
それは当たり前ではないか、そのことに疑問を持つほどの話ではない、というようなニュアンスで説明したのですが、たとえば、いまわたしの7ハウスには木星が来ていて、そもそも出生図では、木星は3ハウスなので、だいたい近づいてくる人は、学校関係とか勉強みたいなものばかり。いままでの体験ではそうです。前回の前回は、その時から週に四回くらい、複数の学校に行くようになり、ほとんど暇がなくなっていました。

で、火星は木星から飛び出すもの、つまり肝臓から作られた胆汁が飛び出すというイメージで、そろそろ火星が木星に接近していますから、すると、木星が作り出した可能性の中で、具体的に企画とか、新計画が飛び出すことになります。ここ二、三日くらいですかね。火星と木星の会合周期は二年くらいなので、木星がひとつのサインに一年くらいだとすると、ひとつおきのサインくらいの範囲で、木星にチャージされた火星が飛び出すのです。
もちろん、このくらいの速度の天体は、比較的手ごろなので、これを利用しない手はないよ、といつも、説明しています。二年に一回くらいのチャンスというイメージで考えるといいわけです。
昔、風邪をひいたら、卵酒というのが古い人々の定番の治療法で、日本酒で血管を広げて、そこに黄身の栄養分を強制的に送りこむわけです。火星と木星も、木星が間口を広くして、そこで火星が飛び出すのです。
火星は個人の意志だとして、木星はより広い範囲においての容認なわけだから、個人の思い付きを、より大きな社会的なものが容認し、オーケーサインを出すという意味です。
どんな効果なのかは、過去の会合の時の体験を参考にすればいいでしょう。そしてやはり、火星も、出生図の火星の印象を持ち運んでいます。
わたしの場合、火星が2ハウスにあるとすると、火星は金儲けだ。なので、学校、教育関係が近づいてきて、それが金儲けに結び付く企画があらわれるということですね。2ハウスと3ハウスの力が集まってきて、7ハウスで談合をするというわけです。

もう書いたけど、木星とか火星は、かなり手ごろなので、これらは休みなく活用し、とくに火星は、その場所を勢いよくするので、そこを意識してやすみなく活性化するのがいいでしょう。火星は、それよりも遅い天体に強く影響を受ける。出生図の土星があるところに、トランシットの火星が重なると、その人の抑制が、トランシット火星の発動にブレーキをかけるので、自分でその火星を弱めるというふうに考えるのです。
平均、二か月にひとつのサインくらいのスピードなので、開発月間みたいにしておくといいのでは。月間といっても時には半年くらいひとつのサインに居座ることもあるけど。

さらに木星と火星と金星が比較的近い場所で集まるのは10月の25日くらいですかね。
火星はマクロコスモスへの挑戦、木星はマクロコスモスでの夢見。金星はミクロコスモスへの誘いという点で、より小さな、感覚的な、見える世界へと、火星、木星の力を取り込んでいくことに。
夜眠って夢を見ているのが、火星とか木星ならば、その時の印象を、朝目覚めて身体感覚が働き始めた世界に、その夢見に対応するものを、持ち込むというかマッチングさせることになりますね。

朝、4時45分に目覚めることにしていて、今日は、三時半くらいに目覚め、それから4時45分までは、起き上がらないようにしようとじっとしていたら、起きる時間の直前くらいに、また半分寝ている状態になり、目の前に、池というか、水面が広がってきて、それに飲み込まれそうになりました。これに飲み込まれると、ほとんど昼の行動ができないなと思いつつ、そこからちょっと引こうとしたら、水の世界と上の空中の間に、黒い影みたいに人が立っていました。境界線上です。

それがだれかはすぐにわかった。
去年、わたしはごく短期間、スカイプ英会話で、フィリピンのセブの人と話をしていました。そのサービスはすこし高いので、わたしはすぐにやめてしまった。で、どういうわけか、わたしのところに、その人が昨日、自殺したという連絡がきたのです。スカイプはほっとくと、メール機能が生きていますからね。マニラにいる時、わざわざ、フィリピンの人が死んだという連絡が来るのも、なかなかすごいですね。
で、死者は、身体に閉じ込められた知覚から、エーテル体領域にシフトすると、視点が広くなり、肉体をこえた範囲のところに移動します。そういう人たちは、わたしのことに気が付きます。で、死んだあと、その後どうすればいいかを、わたしに聞こうとする場合があります。もちろんわたしが通路を持っている人間だからです。道を知らない人は、道を知っている人に道を聞くのは当たり前です。
池の水は、混沌とした渦を捲いていて、次の領域に向かうには、まだ重すぎます。なので、しばらくは、この黒い影は整理の時間が必要だ。
それに自殺したという点で、カトリックの国でそれをすると、通路が封鎖されそうです。でも見たところ、時間をかければ、その問題はクリアできそうでした。つまりカソリックは、当人の深部にまで、信念体系として定着していないということでしょう。当人の感情とか精神状態は、池の水の流れかたとか、渦の巻き方を見ていれば、だいたいわかります。まだ円形に回転できていない、そのやりかたを知らない。乱れたエーテル体は、上位のアストラル体の受け皿になるのは効率が悪い。
眠りかけの時、池の水はわたしを飲み込みそうだったけど、昼の活動ができないので、そこから手を引いたのですが、いくつかの灌木が見えたね。その中のひとつは斜めになっており、これはまっすぐに直すか、取り除くかしないと、ミスリードの要因になります。ミスリードしかねない組織があるんだ。

おそらく貧困と、持病で自殺したのだと思うけど、昨日は、なぜ日本人は自殺が多いのか、フィリピンの人は基本的にノウテンキなので理解できないという質問をされたばかりです。フィリピンの中にも死ぬ人はいるんだよ。持病が重くなりすぎて、そして治療費がないなら、選択肢は少ない。
で、いま思い出すと、死んだ時間もわかってきました。たぶん10月10日の午前11時20分あたりだ。意表を突く例外的な衝撃がかかってきた瞬間がある。左の側から。
でも、前からの経験ですが、よく知ってる人よりも、あまり知らない人が死後急にやってくるというのは、けっこうありますね。